中華バギー(ATV) 茨城県常陸太田市ツーリング ~油温管理~
前回は自走を断念して、トラブルカテゴリ行きとなってしまいましたが今回こそはとリベンジです。
もちろん逝ってしまったジェネレーターコイルは新しいものに交換済みです
しかし今回はかなりハードな峠越えに挑戦します。
そろそろこのバギーも信頼性という方向で少しずつ経験値を稼ぎたいと思います
ターゲットとする峠のスペックは
山岳地帯走行距離約13Km、内登坂距離約7Km。
最高所海抜約500m。
登坂時は連続コーナーがハードな峠越えです。
相棒の最初の敵にしてはなかなかの強敵です。
では、早速スタートです。
3速での走行を続けたいのですが、やはり勾配が厳しく途中2速に落としながらの場所もありました。
しかしパワーはしっかり出ている感じで、ちょっとした勾配なら3速でもしっかり加速していきます。
ちなみに、現在のバギーのスプロケットはフロント17丁、リア36丁です。
登坂での問題になってくるのが、温度です
空冷のマシンは高回転やトルクを多用する運転をすればするほどオーバーヒートという限界が見えてきますが、案の定兆候を感じられました。
最初平地走行で80度ほどだった油温は、登坂開始後あっという間に90度を突破します。
標高最高所では、108度近い 温度でした
自分の中ではマージンを取って110度を今回の限界点としていたため、もしコレを上回ったら休憩を入れようと思っていました。
いかんせんならし調教中のエンジンですので、無理させないように
3分の2ぐらいは3速で、3分の1ぐらいは2速でそれも7000rpm縛りで登っていきました。
幸い105度を超えると温度の向上速度も穏やかになったので無事峠は越えることはできました
ですが、もう少し急な坂だったり、距離が長かったり、気温が高かった場合はきっと110度は超えていたと思います。
オイルクーラーを付けていたため今回はクリア出来たところだと思いますが、これが夏本番にもなったら確実にもっともっと温度は上がったと思います
ちなみにこの日、低地付近の気温は23度でした。
標高もすこし上がったことで気温はそれ以下になっているはずではありますね。
結果オイルクーラーには冷却能力に課題が残りました。
ただヤフオクの激安品のわりには良い仕事をしてくれていると思います
そもそも少し無理なルート設定ではあったので。
できるだけタフなバギーに仕上げたいので、できればこの程度は余裕でクリアしていきたいところです
あんまり冷えすぎるクーラーだと今度冬が悩むんですよね・・・
まずはとりあえずオイルを変えることでしょうか
夏用のオイルはどんなのが良いかなぁ??
大切に乗ってあげたいので、出来るだけストレス環境は改善してあげないと。
何にしても油温管理していたのは大正解です
もし温度もわからずにスロットを開けていたら確実に120度程度は越えていたと思います
ちなみにオイルは130度を超えたならすでにその機能は失われていると考えられるので、その辺からオーバーヒートと呼ばれる状態になるのでしょうか。
峠を越えたなら基本的に下り坂、平地走行となりますので今後は相棒にもそれほどの負荷がかかることもありません
60Km/hのとき6000rpmほどなので、走行自体も苦しくなく快適に走行することが出来ます。
この程度の回転数だと油温は90度から100度をキープします
相棒の試練が終わった後は、ビューポイントを探しながらまったりとツーリング。
上は玉簾の滝です。
生き生きとした緑と、木漏れ日がとっても綺麗っす。
ストレス社会に生きる僕は、マイナスイオンをたっぷり浴びておきます。
ひんやりとした飛沫は少しほてった体にとても心地よくサイコーのリラックスタイムでした。
この時期はツーリングは最高ですね
特に目的もなく走ってみます。
かといっていくら車が来ない道でも・・・
さすがに道のど真ん中に止めのは辞めましょう
上の写真は、工事中で車の通行が規制されている道だったので撮影しちゃいました。
バギーで行ったら、交通整理のおいちゃんがちっこいから邪魔にならないので通っても良いよと通してくれました。
工事上でもバイクと同じ扱いのようです
こうゆうときバギー強しです
最後に茨城の関東平野の北端部分です。
福島方向に撮影してみました。
奥に見える山々が阿武隈高地の一部で多賀山地(高鈴山)などです。
この場所が関東平野の終わりの地点で、このより以北は阿武隈山地となります。
阿武隈山地は福島県を中心に、宮城県に至るまでずっと山岳地帯が続くことになります。
こうやって風や音や香りを体感しやすい乗り物にのって走っていると、フィールドワークをしているようでそれもまたおもしろいですな
しかも雲一つ無い晴天で、ホントに気持ちの良いツーリングとなりました。
とか締めくくっていますが、結局はバギーの経験値アップがメインなので・・・
戦利品はこんなモノも
ちゃんと買ってきました。
熱価を一個下げてCR6HSAです。
プラグ見るとキャブの調整はまだまだこれからが本番って感じですねぇ。
とりあえずプラグを買って様子見です
というわけで本日は無事、自走して帰宅することが出来ました。
総走行距離 85.2Km(メーター読み)
消費燃料 2.6リットル
燃費 1リットルあたり 32.7Km(峠アタック含み)
関連のありそうなエントリ
早速のお返事ありがとうございます。コメント送信後に見たら、まー誤字やら脱字やら、(汗)….記事楽しみにしていますが、オイルクーラー、オクで色々ありますよね、フルセットで5000円弱からオイル取り出し口のパーツだけで4000程する物など、走行中オイル吹いたら、大変だし つばささんは、どれぐらいの物を?
>IPHONEさんへ
オイルクーラーはたくさんありますね。
中華製なら、ホース、取り出し口、そしてクーラーコアセットで2000円ぐらいからあると思います。
僕はとりあえず最初なので、そのフルセットで2000円のモノを購入してみました^^
クーラーコアは4段でしっかり暖まっていますので問題無く機能しています。
また取り出し口も構造的にも問題なさそうだったので、そのまま使っています。
ただ中華製のものは全般的に言えることですがホースは危ないかも知れません。
おそらくゴムが国産のものの方が性能が良いので、タケガワあたりのオイルホースに変えています。
ただ、今回この2000円のでは僕のエンジンには冷却性能的にいまいちだったのでコアだけは別のものを買う予定です^^v
つばささん. こわをにちわ
峠越えツーリング天気も良く気持ち良さそうですね。
私も日曜日仕事を早目に切り上げて隣町に(船引町)にある方曽根山を登って来ました。この日はちょうど山開きだったので、登山者も沢山おり、チョー目立ちました~
そこでつばささんの記事をみてオーバーヒートと言う言葉に、ふむふむとと思い!!!いつもバギーを弄っては、眺めていましたが、冷却はあまり考えていませんでした(汗)結構温度上昇するんですね、私のバギーもギヤ比はつばささんのと同じで、でも私のバギーはオイルクーラーなし、エンジンも一緒かは、わかりませんが、田舎道や林道をいつも走っていますが、冷却考えないとヤバイかな。
>IPHONEさんへ
いつもありがとうございまーす^^/
バギーいじりも楽しいですが、やっぱり整備したマシンがしっかり走って楽しませてくれるこそコトが一番楽しいひとときですよね^^
片曽根山良いですよね。確か富士山の様な山の形をしたなだらかな山ですよね^^
山頂はすごく眺望が良かった気がします。
僕は車で登ってしまったので逆に登山道あったのか!?と驚いておりますが、あそこをバギーで登れるのはたまらんですな。
山頂でのご褒美が素敵すぎます^^
さて、本題のオーバーヒートについてですが登山道の走行でしたらエンジンを高速回転させ続けるということはないのでそのケースに関しては大丈夫かとはおもいます^^
考えられるケースとしては、一般道で速度をある程度出しても平気な道でしかも上り坂。
そういった道でトルクを出しながら、速度を出すために回転をあげて走行し続けるというケースが多い場合は注意された方がいいかもしれません。
IPHONEさんの土地柄だとそういったケースも少なくなさそうですのでこれからの季節要注意かもですね。
トップケースのネタが終わったら、オイルクーラーの記事を書きますね^^