いつもの日課のジャンク屋あさりをしていたら、良い出物に遭遇しました。
HDDなし、アダプタ無し、電源入らないLL530/7Aが525円。
正しい型番は、PC-LL5307Aかな。
ちょっと笑ってしまうぐらい安かったので早速購入。
ダメで元々と思って購入。
見てのように液晶はぴっかぴか。
個人的に光沢液晶は僕はあまり好みではないです。
どうしても周辺の映り込みが多くて。
それでも液晶だけでも使い物になればいいかという感じ。
なにより値段が買ってくれと訴えてきますw
簡単なスペックはこんな感じです。
- モバイルAMD Athlon(TM) XP-Mプロセッサ 1800+
- Silicon Integrated Systems社製SiS740 / SiS962L
- 14.1型高輝度・低反射TFTカラー液晶(スーパーシャインビュー液晶)
一昔前の機種ですがまだ使えるスペックですよね。
さて・・・とりあえず電源を入れないとどうしようもありません。
このパソコンの必要電圧は19Vです。
とりあえずNECだし、先日これまたジャンクで購入したLM-500のアダプターでも使えるかなーとか安易に考えていましたが・・・
残念ながら、LM-500のアダプターは15Vでした。^^;;
しかもコネクタのサイズが全く違うので刺さりもしない^^;;
家のジャンク箱を漁っていたら、19V 2.64AのACアダプターの残骸を発見w
こいつを使えるようにしてみます。
といってもむき出しなだけで動作はする・・・ハズ?なのでテスタで探って動作を確認。
問題なく電圧は出ているようです。
ノートパソコンは元々壊れている可能性もあるし、テスト用にアダプタを買ってしまうのも持った得ないのでこれでしのぎます。
とりあえず電圧だけ条件をクリアすれば動くなら電源ぐらい入るかなと。
Athlonは、電気を結構食うので電流の方も気になります。
電源コネクタが一緒ならよかったのですが残念ながらコネクタも一致しなかったのでパソコンを分解して直接基盤に電源をつなぎたいと思います。
分解の方法をググって見たけど載っていなかったので、とりあえず試行錯誤しながら作業を進めてみます。
まずは、本体底面にわんさかネジがあるのでそれを外していきます。
分からなくならないように種別を分けてネジを全て外します。
トライはしてみたもののネジを外すぐらいでは各部外れる気配がありません^^;;
NECだと、ネジを外すとキーボードがはずれたりとか・・・
キーボード上の電源スイッチ部分がはずれたりとか・・・
パームトップとかが外れて突破口が見え足りすることが多いのですが、この機種はさっぱりダメっぽいです。
視点を変えてキーボード上のスイッチ部分が突破口になるかも。
ここを外すことを考えてみます。
この電源スイッチ部分はヒンジカバーとも一緒になっているのでヒンジの後ろより外しにかかります。
外した後、キーボード側のスイッチ部分をマイナスで探っていると・・・
パキっと浮いてきます。
このあたりに爪がるようなのでこじってみます。
そして反対側も後ろのヒンジ部分を外して、キーボード面からこじると・・・
こんな感じに浮き上がります。
無事、外すことが出来ました。
実はここまで来てしまえばあとは比較的容易に分解していくことが出来ます。
電源スイッチ部分をはずして・・・
キーボードを裏返します。
キーボードのコネクタが見えますので、このコネクタを外します。
これでキーボードが分離できます。
次のねじを一本外すと
DVDドライブがはずれます。
ネジを外したら、キーボードコネクタがあったあたりから押すようにしてドライブを外すと外しやすいです。
あとは見えるネジを外すと
マザーボードまで見えるようになりました。
これではまだ電源コネクタにアクセスが出来ないのでまだ進みます・・・
まずディスプレイから伸びるモニタケーブルを抜きます。
モニタからのアースがシャーシにネジ止めしてあるのでそれも忘れずに外しておいてください。
あとは液晶パネルはすでにフリー状態なので抜けばはずれました。
外した後、モニタの可動部に隠れてこんなネジがありますので、
このネジたちを外します。
そしてこのとき底面のネジが全てはずれているならばこのパームトップ一式がはずれます。
ですが、マウスパットへのフラットケーブルがマザーボードに刺さったままになっているのでそれを抜きます。
そしてパームトップの軽く引っかかっている爪を外していくと・・・
無事パームトップがはずれました^^
これでACアダプタコネクタ部へ直接アクセスが出来るようになりました。
なんだかんだ慎重にやったので1時間弱ぐらいかかってしまったでしょうか。
せっかく修理するなら綺麗に治したいですもんね。
次回は動作検証編です^^
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