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中華バギー(ATV) トップケースの取り付け 荷台拡張構想 加工編

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長らくお待たせいたしました。

簡単な設計構想などはこちらをご参照ください。
中華バギー(ATV) トップケースの取り付け 荷台拡張構想 設計編

切断加工

それでは、荷台を拡張するための部品を加工していきます
3mm程度の肉厚のL鋼ですから、グラインダーの切断歯でも問題無く切断できます

ただ僕は切断箇所も多く、面倒なので切断機械の鋸盤(のこぎりばん)を使って安全に切断します。

鋸盤 (のこぎりばん)

コイツなら250mm程度のまでの鋼材ならじっくりと切断してくれます
3ミリ厚程度のL鋼なら、1分もかからず綺麗に切断してくれます。
古いマシンですが、シンプルな構造のため故障もせず優秀なマシンです

鋸盤の下に貯まっている赤い液体は、試し切りのために肉体の一部を切断したとか、昼飯の麻婆豆腐をこぼしたとかではありません
切削オイルの色が赤色で、さらに切断時に出る金属粉が錆びてこんな麻婆な感じの色になっています。

 

切り出して穴を開けた荷台のベースとなる長手方向のフレーム部分です。

長手方向の荷台フレーム

自前で用意するボルトはM8を利用しますので、8.5mm程度の穴を開けています
ただ、 左2個の穴は中華規格に対応させるためM8のボルトで固定する予定ですが10mmの穴にしてあります
現物合わせをしていたら普通ぴったりの穴で大丈夫だと思われた方もいるかもしれますが・・・
そこは中国4000年の歴史。
僕ら日本人には理解しがたいネジを斜めに切るという荒技をやってのけます
たとえネジ穴正面に穴をもって来ても、ネジが斜めに切ってあればその斜めった角度分がヒットしてネジが食いません
ちなみに、僕のリアのネジはあからさまに斜めっていますのでもう相手するのも面倒なので、はじめっから10mmです

 

ステンパイプの取り付け

次にØ19mmの飾用のステンレスパイプですが、M8のボルトでの固定をしようにもただのパイプですのでネジなんか切られていません
というわけで、両側にM8のネジで固定できるようにØ19mm用の打ち込みナットを買ってきました。

打ち込みネジ

残念ながら、この打ち込みナットは僕の持っているステンレスパイプとは規格が違うため圧入出来るほどの密着性がありません
仕方がないので、ゴムを一緒に噛ませてしっかりとステンレスパイプの両端に圧入します

打ち込みネジの圧入
基本的に、長手フレームによってこのステンレスパイプは両側から押さえつけられているのでボルトで脱落しないように締めつけられてさえいれば脱落はありません
そもそも力が常時かかる部品でもないので強度的にも問題は無いはずです
事実数ヶ月使用していますが、緩みなどもなく快調です

打ち込みナットの圧入によって、M8のネジが出来ましたので試しにフレームに止めてみます。

フレームとステンレスパイプを仮止め

フレームはパイプの形状になるように弧に研削してあります
パイプはフレーム上面に合わせるようにして、下面はフレームの長さにまで拡張させるため斜めに研削しました。

取り付け後、整備中に誤って体の一部が接触しても怪我などしてはたまらないので、デザイン性も兼ねていますが安全性を追求したらこのような感じになりました。

コレと同一のものを左右対称の必要になりますので、作ります。

荷台長手方向フレーム

というわけで、きっちり同じ対象になるようにもう一本用意しました
良い感じに同様の形状です

 

現在までの部品一覧

荷台加工パーツ一覧

写真のように短手方向の部品も作り込んでいきます。

短手方向には、僕の購入したトップケースのキャリアベースが取り付きますのでそれの取り付け穴に一致するように上面に位置する部分に穴を開けてあります

また、側面にはナンバープレートステーを車両からこちらのキャリアに移植してきますのでその取り付け用の穴を開けてあります。
側面両端左右の穴は、長手方向と組み付けするための 穴です。

写真の下に写っている小さな金属パーツはメーターの固定パーツで今回の記事では関係ない部品です。
一緒に作ったのでとりあえず一緒に撮影。

次回には長手部品と短手部品を直角に固定するためのパーツと、仕上げ編です

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