写真登録枚数

3518

新着情報

梅雨が明けたとたん暑い日が続いていますね
毎日のこの暑さで僕もバテバテです

という挨拶はほどほどに、実は本日サーバーが停止していました
ご覧頂いた皆様には申し訳ありませんでしたm(_ _)m

どうやら、AM11時14分頃の停止のようです。

まぁ、いつもだったら僕もどうしようとか考えてしまうのですが・・・
今回の原因はすぐにはっきりしていたので気は楽?です。

IMPI Event LOG

SYS Ambient Temp Temperature
Upper Critical Going, Deassertion 

上はマザーボードのIMPIイベントログです。
原因はそのエラーのまんまの意味で、

要は、熱くてやってらんねー

って事です

帰ってサーバーを見てみると、シャットダウンされていました。
Linuxシステムログにはエラーは一切無く正常終了だったのでUPSあたりがシャットダウンコマンドでも発行したか??
と思ったのですが犯人はマザーボードでした

うちのサーバーML110 G6は、 サーバー専用機でとても安定している素晴らしいサーバーです。

ただねぇ・・・

サーバーマシンはだいたいどれもとてもデリケートです。
各種センサーや、異常監視機能、普通のパソコンよりも少しばかり余計に付いています

本当のサーバールームとかは、温度管理はばっちりですもんねぇ・・・
省エネ、節電が騒がれる中、無人となった自室のサーバーラックに空調が入るわけがありません

原因はわかっていても、結果この猛烈な暑さにお願いをする以外に方法がないところが歯がゆいところです。
エラーからして、CPUでも、HDDでもなく、チップセットシステム温度のエラーらしいので空冷の限界といったところでしょうか。
そもそもシステム温度は上限が48度設定となっていますので、もともと閾値が低いようです。
その閾値の設定変更は出来ないようです。

ただLight-Out 100で、閾値を超えたときの動作設定が出来るようなので設定を変更してみました。

PEF Configrationで、Power OffをDisabledにしましたが、さて今度はうまくいくでしょうか。

本来はこんな危ない設定をするより、冷やす方法を考えなければなりません。

ただ、天候のすることなら致仕方有りません
何せ天災みたいなモンですから・・・

ケースのエアフローを考えるとか多少出来ることもありますが、部屋の温度を下げることが抜本的な改善方法だと思っています
流石に無人の部屋のエアフローを改善させるとホームセキュリティー 的にいまいちどうなの??って話で。
その高温になった部屋という箱の中に設置されている、サーバー筐体のエアフローを改善したところでたかがしれています

この設定でマザーボードがやられたらそれも天候のせいにして、新しいサーバーマシンでも・・・(ぁ
どうやらML110 G7もずいぶんお手頃価格なようだし・・・(ボソ

とかは全然考えていないです

・・・・

・・・・・・

考えていないですからねー

 

なににしても動く限りちゃんと使ってあげないとね

 

ML110 G7化はとりあえず置いておいても、ご利用して頂いてる皆様にご迷惑をお掛けしますので筐体エアフローは後日検討します
G7にしても、結局は暑さが原因なら改善はしないだろうし・・・


NEC Express 5800Gc サーバーは、その当時NTT-Xで投げ売りされるなどして結構台数を伸ばしたサーバーではないでしょうか。
現在もNECのエントリーモデルは1万数千円から購入できるスタイルは変わっていません。
その当時サーバーマシンが1万数千円はなかなか無かったので、よくお客様に納品の際にはその価格と信頼性故に飛びついたものでした

今回はメンテナンスで引き上げてきたサーバーをチェックをしながら導入可能なLinuxについて検証させていただきました。

Express 5800Gc の基本的なスペック

  • マザーボード
    GigaByte製 GA-8ICMT
  • 対応CPU
    LGA775 Intel Pentium Prescott CPU
    つまりPentium 5xxシリーズまで
  • チップセット
    Intel MCH E7221
    Intel ICH6R
  • オンボードビデオ
    Intel MCH E7221 chipset
  • LAN
    Intel 82541P1 Taboriii GbE
  • RAID
    RAID 0,1
  • メモリスロット
    DDR SDRAM × 4
  • ディスクインターフェース
    FDD × 1
    IDE × 1
    SATA × 4
  • 拡張スロット
    PCI-Express x1 ×1
    PCI-Express x8 ×1
    PCI 32bit/33Mhz ×2

CPUがPrescottまでの対応になりますので、決してスペックとしては高くありません。

インストール可能な Linux

先ほどCentOS 6.1 を導入を試みたのですが、グラフィックドライバが未対応なためなのか、テキストインストールをしなければなりませんでした。
インストール後ドライバを捜すなり、強引にインストールさせるなどして X を動作させることも出来るかもしれません。
しかしもう古いハードなのであまり手を入れず出来れば手っ取り早く X までインストール可能な Linux ディストリビューションを調べたいと思います。

CentOS

CentOS 6.1 グラフィックが正常に表示されずテキストインストールで正常にインストール
CentOS 5.7 問題無くフルインストール可能
CentOS 4.9 問題無くフルインストール可能

Fedora

Fedora 8以降 グラフィックが正常に表示されずテキストインストールで正常にインストール
Fedora 7以下 問題無くフルインストール可能

RedHat Enterprise Linux

RHEL5以降 グラフィックが正常に表示されずテキストインストールで正常にインストール
RHEL4 問題無くフルインストール可能

以上のような結果になりました。

おそらくは搭載のIntel MCH E7221 chipsetのビデオ機能のドライバの問題だろうとおもいますが、とりあえず検証結果だけを残しておきます。


前回HP ProLiant ML110 G6 内部USBコネクタの形状の差違と対策について記事にさせていただいたとき記事中でUSB配線変換ケーブルを使ってフレキシブルにどのマザーボードでも対応可能な方法をご紹介させていただきました。

この記事はHP ProLiant ML110 G6のケースを別なマザーボードで使用する場合などで使用するノウハウです。

記事を書いた後、記事をご覧頂いている2代目の爺6さんから「USBコネクタの逆差し防止ピンは抜けるよ」教えていただきました。
教えていただいてありがとうございましたm(_ _)m

コネクタ自体の詳細な調査をする前に、変換ケーブルを購入してしまったので・・・盲点でした

 

これが問題のUSBコネクタ

1ピンが逆差し防止の為か埋まっています。
この位置が違うためにマザーボードによってはそのままでは刺さらないケースもあります。
当方の別に準備したマザーボードでも この状態で刺さりませんでした。

この埋まっているピンのコネクタに、後ろからまち針などで突っついてやると・・・

HP ProLiant ML110 G6 内部USBコネクタ

少しずつ埋まっているプラスチックが浮いてきました。
このプラスチックもしかしたら糊の様な物で抜けにくくなっているように感じました。
そのためまち針よりももう少し太い物で突いた方が抜けやすいかもしれません。
ゆっくり慎重に進めていくと・・・

HP ProLiant ML110 G6 内部USBコネクタ

抜けました
これで大概のマザーボードに対応出来ると思いますが、逆差しが心配になるので気をつけて作業をしてください。

こちらが抜けたピンです。

HP ProLiant ML110 G6 内部USBコネクタ 逆差し防止ピン

後ろからまち針で突いたのでプラスチップが花開いてしまっています
まち針よりもう少し先の太めの物の方が良いかもしれませんが、再利用は考えて居ないので特に問題は無いと思います。
マザーボードによってはUSBのピンアサインが違ったりコネクタ形状が特殊だったり等考えられますので改造の時は注意して作業を進めてください。


ML110 G6には青と黒のSATAコネクタがあるのはご存じだろうか。
ML110 G6 内部

写真の一番下にぎりぎり映っている、青色のコネクタです。

この青と黒のコネクタには決定的な違いがあります。

青は、光学ドライブ用
黒は、HDDドライブ用

というように、使用用途が決まっているようなのです。
実は、最近まで僕もこれの違いをわからず余裕でHDDを青に刺していたのはナイショ

とは言っても、実は青にHDDをさしても普通に使えます。
じゃ・・・この違いは何だ?
と思って いろいろ実験していたのが前回のメンテナンス時です。

結果から言いまして、青はコンパチブルモードで動作しているようなのです。
簡単に言うと、転送速度が遅い
つまりHDDの本来の性能を引き出せないので、青は光学ドライブ用ということらしい。

この問題を解決させるために、BIOSをバージョンアップさせるとAHCIに対応出来るらしいけど・・・
これに関しては未検証。
知っている方いらっしゃったら教えてください。

 

実は、これを調べる事になったのがCentOSを利用していてHDDのソフトウェアRAIDが解かれてしまう現象が頻発。

起動ドライブは正しくRAIDセットが組まれているが、別のRAIDセットがRAID同期時に解除されてしまう。
これを解決させようとおもって調べていたらこの情報にぶつかった。

結果的にRAIDセットは黒同士で組まれていたので、青との混在はしていなかったのでこれが原因ではないようです。
HDDをチェックしても特に異常は見られないようなので、少なくともハードウェア的問題と言うよりソフトウェア的問題の方が原因だと考えて居ます。


僕のML110 G6は、中身は当サイトのサーバーとして元々入っていたHP謹製のケースとは別のもので稼働しています

元々入っていたケースは、このたび有効に活用していただける友人のところドナドナされました。
ケース側の電源LEDや、スイッチなどのコネクタ類の変換は以前の記事などをご参照ください。

HP ProLiant ML110 G6 ケースを交換する 解析
HP ProLiant ML110 G6 ケースを交換する 実行

実はまだコネクタに問題が有りました。
それは内部USB コネクタです

さて、今まで気がつかなかったのには理由があります。
実はコネクタ形状自体はほとんど差違がありません。
ただ一点だけ・・・
コネクタの埋まっているピンの位置が違うのです。

これはいわゆる逆差し防止のコネクタになっています。

USBは1ポートで4ピンの信号線が必要になります。

  • V+ (電圧5V)
  • D+ (データ)
  • D- (データ)
  • GND

以上の4ピンです。
これが2ポート分あるので合計8ピンが必要になります。

しかし、内部USBコネクタは10ピンのコネクタになっていることが多いです。

ML110 G6 内部USBコネクタ

上の写真はML110 G6の内部USBコネクタです。
ML110 G6も、上のように10ピンコネクタを使用しています。
ただ、1ピン埋まっていますね。

これが逆差し防止の為に埋まっている対策コネクタです。
この形状だとマザーボードに刺すときに逆に刺すことを防止する役目があります。
気の利いたマザーボードやケースではこの形状をとることが多く、逆に刺してしまう誤りがない事がメリットです。

しかし規格外品には対応しないというデメリットもあります

今回のML110 G6のUSBのコネクタは実はその規格外品でして・・・
見た目はほとんど一緒です。
もちろんアサインも一緒です。

ただ埋まっているピンの位置が異なっています

マザーボードのコネクタを比較してもらうとわかりやすいと思います。

ML110 G6 内部USBコネクタ ギガバイト製 H67MA-USB3-B3
ML110 G6 内部USBコネクタ ギガバイト製 H67MA-USB3-B3 USB コネクタ

ML110 G6 USB コネクタの埋まっている部分とマザーボード側のピンヘッダーの配列では刺さらないことがお分かりになりますでしょうか

そんなわけでこのマザーボードには、 そのままでは刺さりません。
比較的ちゃんと作っているマザーボードならだいたいこの措置をされていますので刺さらないケースが多いのではないでしょうか。

こんなときは、これを使います。
USB 配列変換ケーブル

これをは、内部USB信号を一本一本の信号ごとに分解できるケーブルです。

この変換ケーブルを使えばだいたい効果は同じだと思います。
ただ、ハズレを引くとUSB 2.0でリンクしないなどの問題もあるようです。

僕のは問題無く2.0でリンクしました。

あとはアサイン通りにこの変換ピンを並べます。

マザーボードからの変換ケーブルは

  • V+ (マザーボード)  → 赤
  • D+ (マザーボード)  → 白
  • D- (マザーボード)  → 緑
  • GND (マザーボード) → 黒

となるように接続しました。
2コネクタ分あるので、同じ並びで2列作ります。

ピン変換ケーブル

今後のメンテナンス性を考えてアサインがずれないように配列を決めたらテープで留めてしまうことをオススメします。

ピン変換ケーブル

出来たコネクタをマザーボードにさします。

ピン変換ケーブル あとは、ML110 G6のコネクタにアサインを間違わないように刺しました。

基本的に、ML110 G6側のコネクタもアサイン側は一緒です。
ただ、ケーブルの色が僕の写真と同一で無い可能性もあるので調べてから接続してください。

僕のML110 G6側のUSBコネクタは、赤は +5V でした。
しかし黒も 2ポート目の +5V となっており、ML110 G6では慣例的な色使いではないようです。

接続が無事出来れば完了です。
慎重に確認しながらやれば簡単に接続できるかと思います。



HP製エントリーサーバー ML110 G6 の対応しているCPUをまとめてみました。

対応可能なCPUについて

基本的にML110 G6では、LGA 1156のソケットのCPUであれば取り付けることが可能です。

ただし、CPUの機能にGPU演算機能を包括している場合と、そうでない場合によって使用できるメモリに変化があります。
GPUが搭載されているCPUでは、 ECCメモリが必須となります。
逆に非搭載のCPUでは、Non-ECCメモリが使用可能となります。

GPUが搭載されているLGA 1156 CPUは Clarkdale 系CPUです。
逆にGPUが非搭載のCPUは Lynnfield 系CPUです。

以上のことに注意しながら、現在の資産と拡張させるCPUを選ばれるとよいと思います。

また、CPUによっては発熱が高すぎて安定動作しない場合なども考えられます。
TDPも併せて表に書かせていただいておりますので発熱の目安にされるとよいかと思います。
いずれにしても下記の表は動作保証をする内容ではありません。
改造になりますので自己責任でお願いいたします。

 

ECCメモリのみ使用可能CPU Clarkdale

Celeron / Pentium シリーズCPU (Clarkdale)

CPU名称 Celeron G1101 Pentium G6950
動作周波数 2.26GHz 2.80GHz
コア数
スレッド数
2コア
2スレッド
2コア
2スレッド
L2キャッシュ 256KB x 2コア 256KB x 2コア
L3キャッシュ 2MB 4MB
TDP 73W 73W
CPU価格 取り扱い無し

Core i3 シリーズCPU (Clarkdale)

CPU名称 Core i3 560 Core i3 550 Core i3 540 Core i3 530
動作周波数 3.33GHz 3.20GHz 3.06GHz 2.93GHz
コア数
スレッド数
2コア
4スレッド
2コア
4スレッド
2コア
4スレッド
2コア
4スレッド
L2キャッシュ 256KB x 2コア 256KB x 2コア 256KB x 2コア 256KB x 2コア
L3キャッシュ 4MB 4MB 4MB 4MB
TDP 73W 73W 73W 73W
CPU価格  取り扱い無し

Core i5 シリーズCPU (Clarkdale)

CPU名称 Core i5 680 Core i5 670 Core i5 661 Core i5 660
動作周波数 3.60GHz 3.46GHz 3.33GHz 3.33GHz
コア数
スレッド数
2コア
4スレッド
2コア
4スレッド
2コア
4スレッド
2コア
4スレッド
L2キャッシュ 256KB x 2コア 256KB x 2コア 256KB x 2コア 256KB x 2コア
L3キャッシュ 4MB 4MB 4MB 4MB
TDP 73W 73W 87W 73W
CPU価格
CPU名称 Core i5 655K Core i5 650
動作周波数 3.20GHz 3.20GHz
コア数
スレッド数
2コア
4スレッド
2コア
4スレッド
L2キャッシュ 256KB x 2コア 256KB x 2コア
L3キャッシュ 4MB 4MB
TDP 73W 73W
CPU価格

 

Non-ECCメモリ使用可能CPU Lynnfield

Xeon シリーズCPU (Lynnfield)

CPU名称 Xeon X3480 Xeon X3470 Xeon X3460 Xeon X3450
動作周波数 3.06GHz 2.93GHz 2.80GHz 2.66GHz
コア数
スレッド数
4コア
8スレッド
4コア
8スレッド
4コア
8スレッド
4コア
8スレッド
L2キャッシュ 256KB x 4コア 256KB x 4コア 256KB x 4コア 256KB x 4コア
L3キャッシュ 8MB 8MB 8MB 8MB
TDP 95W 95W 95W 95W
CPU価格
CPU名称 Xeon X3440 Xeon X3430 Xeon L3426
動作周波数 2.53GHz 2.40GHz 1.86GHz
コア数
スレッド数
4コア
8スレッド
4コア
4スレッド
4コア
8スレッド
L2キャッシュ 256KB x 4コア 256KB x 4コア 256KB x 4コア
L3キャッシュ 8MB 8MB 8MB
TDP 95W 95W 45W
CPU価格

Core i5 シリーズCPU (Lynnfield)

CPU名称 Core i5 760 Core i5 750 Core i5 750s
動作周波数 2.80GHz 2.66GHz 2.40GHz
コア数
スレッド数
4コア 4スレッド 4コア 4スレッド 4コア 4スレッド
L2キャッシュ 256KB x 4コア 256KB x 4コア 256KB x 4コア
L3キャッシュ 4MB 4MB 4MB
TDP 95W 95W 82W
CPU価格

Core i7 シリーズCPU (Lynnfield)

CPU名称 Core i7 880 Core i7 875K Core i7 870 Core i7 870s
動作周波数 3.06GHz 2.93GHz 2.93GHz 2.66GHz
コア数
スレッド数
4コア
8スレッド
4コア
8スレッド
4コア
8スレッド
4コア
8スレッド
L2キャッシュ 256KB x 4コア 256KB x 4コア 256KB x 4コア 256KB x 4コア
L3キャッシュ 8MB 8MB 8MB 8MB
TDP 95W 95W 95W 82W
CPU価格
CPU名称 Core i7 860 Core i7 860s
動作周波数 2.80GHz 2.53GHz
コア数
スレッド数
4コア
8スレッド
4コア
8スレッド
L2キャッシュ 256KB x 4コア 256KB x 4コア
L3キャッシュ 8MB 8MB
TDP 95W 82W
CPU価格

 

メモリについて

メモリは基本的にECCメモリの方が割高になります。
そのためメモリの拡張をお考える場合、Non-ECCでの拡張をされると安く増設させることが可能です。

逆にECCメモリは時期が経つと割安になってくる傾向があります。
また、ECCの方が信頼性が高いので、サーバー用途でしたらECCメモリを検討される 方が安定性の面ではよろしいかとおもいます。

下記のメモリがECCメモリとして動作出来ると思います。

Kingston 2G ECC Century サーバー用2G Transcend 4G Century サーバー用4G

値段にずいぶんのCenturyのメモリは高くなっていますが、サーバーワークステーションメモリとして製品化されているメモリになりますので高信頼性のメモリです。
サーバー用途で使用される方には良いメモリだと思います。

もし、お使いの環境がECCを必要としない環境でしたら下記のメモリならだいたいどれでも動くと思います。
DDR3 デスクトップ

やはり、ECCなしの方がまだまだ安いですね。



前回までにML110 G6のファンについては理解できましたので早速静かにするための手段を考えていきたいと思います。

静かにする方法

静かにする方法は、大きく分けて二つあると思います。

  1. ファンの回転数を下げて静かにする方法
  2. 静かなファンに交換する方法

1は、既存のファンを有効に利用できますがファンコントローラーを作るか、購入しなければならなくなります。
速度や静音性のバランスを任意で決めることが出来ますのでこれはこれで魅力的なチョイスです。
欠点をあげると言えば、ML110 G6のコネクタが特殊なためにコネクタの改造が必要になってくることだと思います。
また一般的なファンコントローラーはマザーボードに対して回転数を返す仕組みが無いものがほとんどです。
そのためファンの回転数はマザーボードに返してあげられるようにシンプルな電圧コントローラーを自作して接続する必要があります。

2は簡単で、マザーボードがエラーにならない程度の回転速度あり、静かなファンを選ぶだけです。

1も非常に魅力的だったのですが、手持ちの部品に3端子レギュレータが無かったので2の方法を選ぶことにしました。

エラーにならない回転数とは

それでは、ML110 G6がエラーと検知しない回転数を調べなければなりません。
方法としては電圧コントローラーでファンの速度を可変させマザーボードの閾値を調べていけばわかると思います。

このときファンはML110 G6に付いている標準のファンではなく最大速度が ***** のこのファンを利用します。
標準のファンはPWM制御なので、単純に電圧で制御できるファンで確認したかったためです。

まず、ケースファンから電源の電圧とGNDの信号を抜き取りこの先を電圧コントローラーに繋げて回転させる。
これで自由に回転数は制御できるのでエラーとなる閾値を探る。

ただし、この結果は電圧でのファンの精度は不安定なため、だいたいの目安としてご覧ください。

速度は、BIOSのIMPIのハードウェアモニターで確認する。

リアファン

約2000rpm 問題無く警告灯が点くこともありませんでした
約1500rpm 問題無く警告灯が点くこともありませんでした
約1400rpm ○?  一瞬警告灯が点いたりしました
約1300rpm  警告灯が点いたり消えたりします
約1200rpm ×  警告灯はほぼ点きっぱなしです

以上のようのことから1400rpm以上の物ならほぼエラーにならずに使えると思います。
安全を考えて1500rpm以上の物が良いと思います

CPUファン

約2000rpm 問題無く警告灯が点くこともありませんでした
約1700rpm 問題無く警告灯が点くことも有りませんでした
約1600rpm ○? 一瞬警告灯が点いたりしました
約1500rpm 警告灯が点いたり消えたりします
約1400rpm × 警告灯は点きっぱなしになります

以上のようのことから1600rpm以上の物ならほぼエラーにならずに使えると思います。
安全を考えると1700rpm以上の物が良いと思います

ファンが不安定な要素として、ファンは電源を入れてからすぐに回転数が安定するわけではありません。
モーターですので徐々に速度があがり、安定稼働します。
また、安定稼働したからといってずっと一定の速度で回転できるとは限りません。
そのためお店のファンのパッケージを確認すると2000rpm ±10%などの表記になっていると思います。

上記の結果でも一瞬警告灯が点いたりするのはそういった速度のムラを検知するためだと思います。
おそらく、リアファンの閾値は1300rpmで、CPUファンの閾値は1500rpmあたりなのではないかと思います。
ただそんなわけでファンの速度が一定でないためエラーが検知されたりするものだとおもいます。

僕が選んだファンたち

せっかくなら良い物を買おうと思っていたのですが、CPUファンはPCI-Express x16のスロットに干渉してしまって市販のファンなんか取り付けられそうにありません。
で、とりあえずサイズ的に選んだ物がLGA775のCore 2 Duoのリテールファン。

LGA775 Core 2 Duo リテールファン
ハードオフをあさっていたら、500円で出て来ました。
ヒートシンク中心が銅になっていてセレロンのよりは良さそうです。

LGA775 Core 2 Duo リテールファン 裏

Cure 2 Duoのマシンは別のマシンで組んだことがあって、静かな方だなーと思っていたので買ってみました。

調べたところ回転速度はだいたい2000rpmぐらいからのようでしたのML110 G6にも対応可能だとおもいます。
cpuはコアのダイレクトな熱を放熱させますので、信頼度と小ささ、そして静音性を兼ね備え、ついでに4ピンファンだったのでコレに決めました。

お気づきだと思いますがLGA775では、ソケット違うじゃん!という突っ込み入れられそうですね^^;;
しかも、リテールファンはネジ固定式ではなくプラスチッククリップでの固定ですのでそのままではもちろん取り付けは不可能です。

リテールファンの構造を見てて思ったのですが、このクリップ外したら普通にネジで固定できるんじゃね?w
というもくろみはちゃんとありますので、下記のようにしてクリップを外します。


LGA775 Core 2 Duo リテールファン クリップ外し LGA775 Core 2 Duo リテールファン クリップ外し
これで、LGA1156ソケットのファンのねじ穴とも合います。

次に固定させるネジです。

CPU クーラー固定用ネジ

左が、その辺で売って居るであろうパソコン用のミリネジ。
右が今回使う、僕のネジコレクションにあったミリネジ。

ご覧のように長いです。
ネジの部分が1cm以上有れば固定は出来ると思います。
このちょっと長めのミリネジはどこのご家庭にもあるという代物ではないかもしれませんね・・・
僕は別のパソコンのジャンクが出たときはネジとかも取っておくので結構こうゆうのが残っていたりします。
ネジ規格的には、パソコン用のミリネジで合いますので探せば売っているのかも。

続いて。コネクタの加工。

ファンコネクタ ファンコネクタ

写真中、ML110 G6のファンコネクタ、右が今回購入したLGA775 リテールファンコネクタ。
見てのように形状が違います。
ただ、穴のピッチは一緒ですので、ケーブル自体を入れ替えてやるだけでそのまま使えます。

入れ替えこの様に精密ドライバーを使ってこの辺にあるピンのツメを外して・・・

ファンのピンの入れ替え

ケーブルを引き抜きます。

ファンのピンの入れ替え

無事抜けました。
これを左右を入れ替えます。

ファンのピンの入れ替え
上記の写真左がML110 G6のファンコネクタです。
もしかしたら色が個体によって違いがあるかもしれません。

参考程度に見てもらって僕の上記の写真のケーブル色でのそれぞれのアサインは左から

青:PWMパルス入力
黄:回転数
赤:電圧
黒:GND

この順番で刺さるようにリテールファンのコネクタを入れ替えました。

あとは、マザーボードにねじを締めて固定します。

はい、問題無く固定できました。
PCI-Express x16のスロットとの干渉もまったくなしです。
さすがIntelリテールファン。

この状態で電源を入れて動作を確認しましたら、無事ファンは回りました。
むしろ音がかなり静かになって感動!

そして用意したケースファンはこちら。

OMEGA TYPHOON OMEGA TYPHOON
ainex製のOMEGA TYPHOONです。
ゴルフボールのような羽形状がすごいファンですw
でも、9センチファンとしてはかなりの静音性が確保されていると思います。
お値段もお手頃です。
近所のケーズ電気で規定回転数以上で、一番静かな物を選んだらコレになりました。
これは3ピンコネクタですがエラーにだけならなければ問題無いので。

購入はこちらからどうぞ。

こちらもコネクタのピンを入れ替えをして・・・

OMEGA TYPHOON コネクタ

固定用のゴムに取り付けをして・・・

出来ました^^
僕のケースは側面に20cmの排気ファンが付いてるので、廃熱は十分に行われます。
そのためそもそもがリアファンは付けられる構造になっていません。
仕方がないのではじめからついていた取り付け用ゴムをつかって、リアの排気用の穴に固定してますw

僕の方は、以上の構成でうまく稼働させることに成功しました。
エラーも出ていません。

CentOS上から、回転数と温度が確認出来ますので・・・
グラフ的にはこんなかんじです。

munin グラフどのタイミングで交換したのかわかりやすいグラフです。

CPUファンをダウンフローにしたことで周辺の熱も廃熱しているようですね。
ちなみに、この日の室内温度はほぼ30度を超えていたと思います。
申し分ない冷却ですね。

音は、ML110 G6のファンから比べたら天と地の差です^^;;
無音とまでは行かないまでも、気にしなければわからない程度にまでになりました。
とくにあるゴルフボール羽形状のリアファンは単品での動作試験の時、ほとんど音がしないとかなり気に入っています。
値段も手頃なので、リアのファンの交換にはおすすめです。



ML110 G6の標準ファンについて

HP製サーバー ML110 G6ですが、本格運用から数日が経過しました。
季節は夏真っ盛り、室内温度もかなり高い状態が続き、誰もいない室内は30度を超える日もしばしばです。

そんなためかどうかは不明ですが、ML110 G6は、ファンが爆音で動作しております。

CPUファンが 5000rpm
ケースファンが 4500rpm

回転数が動作音のとは直結とないとはおもいますが、とりあえずこのファンすごく五月蠅いです。
寝室と同じ部屋においてあるサーバーなので非常に気になります。

それも寝てしまえばどうということはないのですが、集中して作業しているさなかにグォーっと常時響かれるともぅ orz
暑い気温がさらに暑苦しく感じるので不思議です。

そもそも、サーバーマシンに静音性を考える必要は無いんだとは思います。
安定して動作させることがサーバーとして優れているサーバーだと思いますので、風を効率よく送り、効率よく熱を放熱させることが故障率を低下させる最善の方法です。
しかも、ML110 G6の価格では、静音性の高くさらに冷却性能の高いファンを採用するのはなかなか難しいのかもしれませんね。

そんなこんなで、ML110 G6が本気を出すと、やばいぐらい五月蠅いです。^^;;
静かであればそのままにして稼働させようと思いますが、ちょっと交換することを考えてみようと思います。

IPMI機能

まず単純に静かにする方法として、ファンを引っこ抜く方法が考えられると思いますが・・・
さすがサーバーマシンです、そんな緊急事態はしっかり反応し、BIOSレベルで動作が決められています。
ML110 G6ではIPMIという機能で、マシンの状態を常時監視しています。

IPMIは、サーバーの各部の温度、ファンの回転数、各部の電圧などを詳細に測定をしています。
もしその値に異常があれば、決められた動作をするといった対応がOSレベルでも可能になっています。
ファンの動作に関してはBIOSレベルで管理されています。

そのため、ケースファンをコネクタから引っこ抜こうものならマザーボードの警告灯が点灯し、数十秒でシステムがシャットダウンします。
なら引っこ抜くのが駄目なら、遅いファンに交換すれば・・・
実はそう簡単な問題でもありません。
監視しているのは、ファンの死活監視ではなくファン回転数なのです。
つまりファンの回転数が一定回転以上の回転数が検知できなければエラーとなる仕組み。
さすがサーバーマシンよくできています。

BIOSの設定では、これらの異常検出時の動作設定も変更できますが、これを切ってしまったのでは実際の異常が発生したときにも対応出来なくなりますのでこれは切らずに生かして動作させたいと思います。

ファンの種類

さて、それでは交換可能なファンですがコネクタの問題もあります。
これはこちらの記事で明らかになっている内容です。
コネクタが通常のコネクタ形状ではなく、さらに4ピンです。

パソコン用のファンには、2ピン、3ピン、4ピンのファンが存在します。
それぞれコネクタは互換性があり一般的なパソコン用のファンであれば信号数の違いがあっても差し込むことが可能です。

それぞれコネクタの違いにおける信号の内容は下記のようになっています。

  • 2ピンケーブルファン
    2ピンケーブルファンは、電圧GNDの信号のケーブルです。
    規定電圧を与えるだけで一定回転数回転するモーターを回転させるためのもっともシンプルなファンだとおもいます。
  • 3ピンケーブルファン
    3ピンケーブルは、電圧GND回転数の信号ケーブルです。
    モーターの駆動には2ピンケーブルファンと代わりありませんが、そのファンは現在どのくらいの速度で回転しているのかを通知する信号線が追加されています。
    この回転数はrpmで返され1分間あたりの回転数がこの値の数字となります。
    現在販売されているファンはこの3ピンケーブルファンが主流ではではでしょうか。
  • 4ピンケーブルファン
    4ソ゜ンケーブルファンはIntelがLGA775を市場投入したときにリテールファンとして標準になったファンです。
    4ピンケーブルは、電圧、GND、回転数、PWMの信号のケーブルです。
    3ピンのものにファン速度を制御するPWMコントロールケーブルが追加となりました。

以上のことから、4ピンケーブルファン以外ファンのスピードはコントロール出来ないかのように思えます。
実は、単純にファンの速度をコントロールさせる方法も存在します。

一般的に市販されている ファン速度コントローラーは、大きく2つに分類されます。
電圧コントロール方式PWM制御方式です。

電圧コントロール方式は、2ピン、3ピンケーブルファン向けのコントローラーでモーターに供給する電圧の上げ下げを行ってファンの速度を制御しています。
正しい制御方法ではありませんが4ピンのファンもこれで制御自体は可能です。
ただ本来はPWM信号でコントロールするのがきめ細やかく正確に制御することが可能です。

PWM制御方式は、4ピンケーブル用ファンコントローラーで基本的に4ピン専用です。
2ピン、3ピンのファンを刺しても基本的には回転速度は制御できず、この場合基本的に最高速度で回転します。
ただし4ピンファンを制御させる場合は、電圧コントロールより意図した回転数が得られるようになっていると思います。

ML110 G6のファンはコネクタ形状の異なっては居ますがファン自体は上記でいう4ピンファンと同じです

次は、実際にML110 G6を静かにする方法を考えて見ようと思います。


前回までに、ML110 G6のケース交換までのポイントは洗いだせていますので、ケースの移植を実行させたいと思います。
移植先となるケースは、このケースです。

移植先のサーバーケース

ちょっとメーカーとかは忘れました。
ただ、マイクロATXサイズなケースではありますが、通常のATXマザーが入ります。
しかも、拡張性に優れ下記のようなスペックです。

  • 5インチベイ ×4段
  • 3.5インチフロントベイ ×2
  • 3.5インチシャドウベイ ×4
  • 拡張スロット ×6スロット
  • 通常のATX電源が搭載可能
  • フロントファン、ケース上部ファン、ケースサイドファンなどを装備

大きさも小さいながらなかなかの拡張性です。
個人的にはこのケースを好んで試用しています。

それでは移植を始めようと思います。

  1. フロントベゼルを外す
  2. マザーボードに繋がるケーブル類をすべて外す
  3. ドライブ類を外す
  4. 必要なケーブル類をケースから取り外す
    必要な物は、LEDや電源スイッチなどのコネクタスイッチ一式、温度センサ
  5. CPUファンを外す
  6. ケースファンを外す
  7. マザーボードを固定しているネジをすべて外す
  8. マザーボードを外す

この順番でケースから必要な部品を外します。
新しいケースへは、外した順番から逆に作業するのが楽に作業を進めることが出来ます。

交換のポイントとなるのは、LEDスイッチコネクタの加工です。
このコネクタを外すと、LED2つとスイッチコネクタが外す必要があります。

ML110 G6フロントベゼルの取り外し

LEDと電源スイッチはツメで引っかかっているだけです。

電源スイッチはだいたいそのケース独自の形状をしたスイッチがケースに組み込まれていると思います。
そのためケースに内蔵されているスイッチを流用するために、コネクタ部分から電源スイッチケーブルを切断します。
電源スイッチはML110 G6のケースに戻します。
もし、他のマザーボードで使用するのでしたら、スイッチ側のケーブルも下記のようにメスのピンコネクタを付けておくと楽に移植が出来ると思います。

それでは、新しいコネクタを半田付けをします。
これでどんな汎用ケースでもML110 G6のマザーボードを稼働させることが可能になります。

ML110 G6 スイッチケーブル加工 ML110 G6 スイッチケーブル加工
コネクタは秋月などで売っているジャンパピンと同じサイズのピンコネクタを使っています。
これを半田付けをすれば完成です。

移植先のケースは、電源ランプやアクセスランプは汎用のLEDを取り付けられるようになっています。
そのため今回は、電源スイッチだけのコネクタ付けですが、もしLEDランプもケース独自のものでしたらコネクタを付けておくと便利だと思います。

ちょっと難易度があるところはこの作業だけです。
あとはマザーボードの固定用のネジを通常のプラスネジに変えておいた方が今後のメンテナンス性がよくなるのでおすすめします。

あとは普通にパソコンをくみ上げる要領でくみ上げていけばあっさり組み込み完了しました。

HDDなども搭載して、早速CentOSを組み込みますが・・・ここで問題発生。
HDDの認識順番が想定と違います。^^;;

コネクタはSATA1~SATA6の順番でマザーボードのシルクには書かれているのでその順番で刺していったのですが・・・
どうやらCentOS側からの認識は下記のようになっているようです。

  1. SATA1 → sda
  2. SATA3 → sdb
  3. SATA2 → sdc
  4. SATA4 → sdd
  5. SATA5 → sde
  6. SATA6 → sdf

まぁ、すぐに気がつくことではありますがちょっと驚きました。
ちなみに、BIOSでは、マザーボードのシルクの順番に認識しています。
それを考えるとCentOS側の問題なのかもしれません。

無事組み込みと設定を終えて、サーバーの本格運用に入ります。

 


NTT-Xで発注して、早速商品が到着したML110 G6を蓋開けをしてみます。


ML110 G6 箱 ML110 G6 箱
マイクロATXサイズと言っても、箱はそこそこ大きいです。
いつも自作パーツでグレードアップを繰り返していたので、パソコン一式買ったのいつ以来だったかな。
このML110 G6ですが、サーバー一式になのでキーボードやマウスも付いてきます。


ML110 G6 ML110 G6
なかなかに堅牢そうなサーバーです。
デザインはM5よりはすっきりしていてとても好みです。

もちろん、このケースこのまま使いたいところなのですが・・・
諸々の事情により、ケースを変更する必要があります。

ML110 G6 内部

ケースを開けてみたところです。
非常にすっきりとした内部です。
ただ、ちょっとだけ気になるところとしては・・・

ML110 G6 マザーボード

CPUヒートシンクとPCI-Express x16との間が結構ぎりぎりですね。
これを考えると、もしヒートシンクを変更する際は、ちょっと気にして変更する必要がありそうです。
ビデオカードはLinuxサーバー用途なので標準の内蔵ミレニアムで問題無いと思ってますけど、拡張できる物は拡張できる状態でおきたいですね。

拡張スロットは上から、
PCI-Express x16
PCI-Express x4
PCI 32bit 3.3V
PCI-Express x1
となっています。
コネクタは、x4 → x8、x1→x4となっているようです。

この時点で確認しておいたのですが、マザーボードのネジの位置を確認して標準的なマイクロATXで有ることを確認しました。
ただちょっとネジがトルクスネジなので、開けてしまえばあとは交換する際に普通のプラスネジに交換してしまいましょう。

メモリはhynix製のPC3-10600 2GB ECCが取り付けられていました。
ML110 G6 メモリ

ちょっと面倒な点は、ケースへの電源スイッチコネクタと、電源LED、アクセスLEDなどが専用のコネクタにされている点でしょうか。

ML110 G6マザーボードのコネクタ
また電源LED自体も特殊で、オレンジ色と緑色が任意で点灯できるタイプのようです。
LEDで2色の表現は、3ピンタイプがオーソドックスですがこちらは変わっていますね。
おそらくLEDの特性(一方向に流れたときに点灯)を利用して、+とGNDを逆転させてそれぞれを点灯させている物だと思います。

さすがにこのタイプのLEDは売っていないので
・電源ON時点灯
・電源OFF時消灯
一般的な動作にさせようと思います。

どうやら、ファンコネクタも特殊コネクタのようですね。
6ピン用のコネクタになっています。

ファンに手をつけるかどうかは稼働もさせていないのにうるさいかを評価できないので、まずはケースを変えたのち稼働させてみてうるさければ変えてみようと思います。

 


HP ProLiant ML110 G6 節電買い換え


今までサーバーを意識して購入せず、あまった部品を有効利用しておりました。

今まで使っていたハードウェア構成は下記

CPU Pentium 4 Extreme Edition 3.4G
CORE Gallatin CORE SOCKET 478 FSB 800MHz
TDP 103W
64bit 非対応
MotherBoard ASUS P4C800-E
Memory 2GB Dual Channel

今年の夏は、電気不足が懸念されているので、我が家でも切り詰めをしようと考えました。
切り詰めるといっても、それほど家にいないので切り詰めるところもすくなく・・・

確実に常時電源が入っているところでリプレイス出来るものをさがすると・・・有るじゃないですか。
このサーバーです。
早速、上記のスペックのサーバーをエコワットで消費電力をチェック。

電源投入時は
180W
その後起動中は
160W
起動完了後安定動作中で
120W
その後の電気消費をチェックしていましたが、多少アクセス過多になると140W程度になるもののだいたいは120W~130Wぐらいで安定しています。

コレってどうなの?ってかんじです。
これを24時間ずっとうごかしっぱなしぱなしにすると、だいたい3000円から4000円ぐらいになるみたい。

もちろんお金も大切ですが、何より無駄な電気は節電しなきゃ・・・
そんな想いからリプレイスを真剣に考えるようになります。

最初考えたのが、モバイルCPUでのリプレイス案。
Core2DuoのTシリーズ(モバイル)でT7200あたりでの運営。
TDPは34Wになります。

これならずいぶん低くなるけど・・・ スペックは今のPentium4より、1.5倍か2倍程度のスペックアップかなぁ。
64ビット命令が使えるようになるからもしかしたらもうちょっとかもしれない。
ヤフオクで、調べるもだいたい一式そろえるとパーツだけで1万ぐらい・・・

そんなことを考えながらいつも仕事でお世話になっているNTT-Xさんを見ていた時です。
いつもはNEC Expressサーバー 5800がラインナップとして並ぶ特価品サーバーコーナーにHP ML110 G6が出ていました。
金額は13,980円。

コレでも十分に安いよねぇ・・・と想いながらスペックを開いて見ていると。

・・・Σ(゚д゚)え?
13,980円だよね・・・え?
13,980 – 4,000 = 9,980円(送料込み)

もうね、考えてなかった(;´∀`)
気がついたらポチってたw

そんなこんなでML110 G6が我が家にやってくることになりました。
ちなみに、わかっている上でのスペックは下記のような感じ。

CPU Intel Celeron G1101 2.26GHz
CORE Clarkdale DUAL CORE LGA1156
TDP 73W
64bit 対応
MotherBoard Intel 3420
Memory 2GB Single Channel

さすがにモバイルCPUほどではありませんが、TDPも低めです。
なにより、最新のサーバー一式がこの金額なら・・・
保障もキーボードも、マウスもケースも電源もドライブも付いちゃっています。

ヤフオクで部品単位で買うよりはかなりお買い得。

実際の消費電力は未知数ですが、いまよりは酷いことにならないでしょう。
到着が楽しみですね。

 

NTT-Xでは、通常在庫でML110 G6を扱っています。
そもそもが安いので癖はあるけどとりあえず安定したマシンが欲しい方にオススメです。
値段は随時変わるので下記のリンクからどうぞ


HP ProLiant ML110 G6 (CeleronG1101 2.26GHz)

HP ProLiant ML110 G6 (Core i3-530)

自宅サーバーで運営されている当サイトは、機材の不調などによって不調をきたすことも多々ありますが、どんなハードエラーでも部品さえあればすぐに復旧をかけられるメリットがあります。

しかし先日、サーバー用に接続していた24インチ液晶ワイドモニタがお逝きになりました orz

このモニタはサーバーと実験用マシンとかの検証用などで常用はしないまでもメンテナンスなんかでとても貢献してもらっていたモニタでした。
結局うちに来て1年半ぐらいでお逝きになってしまいました。

もちろん分解をして原因を探ったところバックライトが異常で、おそらく複数あるバックライトのうちどれか一つが異常になってしまっている模様。
起動時は表示してしばらくたつとバックライトが消えるという現象です。
おそらくCCFLを交換すれば大丈夫だと思うのですが・・・このサイズに合うCCFLを探すのが大変そうなのでとりあえずしばらくは放置。

そんなわけで、緊急でモニタが欲しくてハードオフをマメに見ていたのですが、良い出物がありました。

NEC F17R21
SoundVuに対応品のモニタで、液晶面をスピーカーの用に振動させて音を出すというすごい仕組みのモニタです。
こいつが、2500円。

早速購入したのですが、この子癖があってDVI-Dしか接続できない ^^;;

サーバーもDVI-Iの接続が出来るので問題ないのですが、起動時のテキストの表示がされるもののX gnomeの画像が一切されない。
どうやらうちのビデオカードは、アナログとデジタルとあった場合アナログ優先で表示される癖があるようですね。

別のマシンに同じビデオカード(Matrox G550)を投入して、インストール実行をしようとFedora Core8 DVDを入れて実行したところanaconda付近でモニタの表示が切れます^^;;
Xの仕様かビデオカードの仕様かは定かではないですが、せっかく買ったモニタが宝の持ち腐れになってしまうので何とか表示させてみようとおもいます。

サーバーから直接「system-config-display」コマンドを実行して試行錯誤するも設定画面は表示されるのにXでは表示されない。

いったい何が違うのかと思ってもなかなかに違いが分からず悩んでいました。
「xorg.conf」を直接開いて眺めていたら、ドライバを標準のVESAにしてみてはどうだろうかと思い立ちました。

「xorg.conf」にはビデオドライバの記述がありますのでそこをVESAに書き換えました。

Section “Device”
        Identifier  “Videocard0”
        Driver      “mga”
EndSection

上記の部分を

Section “Device”
        Identifier  “Videocard0”
        Driver      “vesa”
EndSection

に書き換えて、

コマンドから

>init 3
>init 5

で、キター!!

見事800×600で動作。
後はXで通常どうり解像度を合わせて、こいつの場合は1280×1024なので、その設定にしてばっちり動作いたしました。

おそらくドライバの設定が標準VESAになることで動作速度などビデオカードの本来の性能は出ない気はしますが、サーバー用のモニタとしてはとりあえずメンテナンス時に映ればいいですしね。

無事動いて嬉しくなってきたし、値段も値段なので使い倒してやろう。 

Sounv Vu 液晶モニタ

ふとそんなことを思い立って別サーバーの画像フォルダを参照してデジタルフォトフレームとして活用してみました。
17インチのフォトフレームってちょっと豪華ですね。^^v

さすがに8インチとかに比べて迫力が違うw
それに視野角が広いからどこからでも高画質を楽しめるっていうのは素敵です。
しかもネットワーク共有フォルダを直接読みに行けるからメモリーカードとか書き換えないで済むし。

元々サーバーで常時電源は入っていたのでリソースの有効利用ということで。
しかしこのモニタの消費電力65W・・・
さすがにでんこちゃんに怒られそうな勢い。
結構バカにならないので多分すぐに電源消されることだと思いますw

ぱなしは、無しって話です。(ぉ




ブログランキング・にほんブログ村へ