NEC Erpress 5800Gc サーバーで動作する Linux 環境について
NEC Express 5800Gc サーバーは、その当時NTT-Xで投げ売りされるなどして結構台数を伸ばしたサーバーではないでしょうか。
現在もNECのエントリーモデルは1万数千円から購入できるスタイルは変わっていません。
その当時サーバーマシンが1万数千円はなかなか無かったので、よくお客様に納品の際にはその価格と信頼性故に飛びついたものでした
今回はメンテナンスで引き上げてきたサーバーをチェックをしながら導入可能なLinuxについて検証させていただきました。
Express 5800Gc の基本的なスペック
- マザーボード
GigaByte製 GA-8ICMT - 対応CPU
LGA775 Intel Pentium Prescott CPU
つまりPentium 5xxシリーズまで - チップセット
Intel MCH E7221
Intel ICH6R - オンボードビデオ
Intel MCH E7221 chipset - LAN
Intel 82541P1 Taboriii GbE - RAID
RAID 0,1 - メモリスロット
DDR SDRAM × 4 - ディスクインターフェース
FDD × 1
IDE × 1
SATA × 4 - 拡張スロット
PCI-Express x1 ×1
PCI-Express x8 ×1
PCI 32bit/33Mhz ×2
CPUがPrescottまでの対応になりますので、決してスペックとしては高くありません。
インストール可能な Linux
先ほどCentOS 6.1 を導入を試みたのですが、グラフィックドライバが未対応なためなのか、テキストインストールをしなければなりませんでした。
インストール後ドライバを捜すなり、強引にインストールさせるなどして X を動作させることも出来るかもしれません。
しかしもう古いハードなのであまり手を入れず出来れば手っ取り早く X までインストール可能な Linux ディストリビューションを調べたいと思います。
CentOS
CentOS 6.1 | グラフィックが正常に表示されずテキストインストールで正常にインストール |
CentOS 5.7 | 問題無くフルインストール可能 |
CentOS 4.9 | 問題無くフルインストール可能 |
Fedora
Fedora 8以降 | グラフィックが正常に表示されずテキストインストールで正常にインストール |
Fedora 7以下 | 問題無くフルインストール可能 |
RedHat Enterprise Linux
RHEL5以降 | グラフィックが正常に表示されずテキストインストールで正常にインストール |
RHEL4 | 問題無くフルインストール可能 |
以上のような結果になりました。
おそらくは搭載のIntel MCH E7221 chipsetのビデオ機能のドライバの問題だろうとおもいますが、とりあえず検証結果だけを残しておきます。
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