さて、ギアポジションインジケーター自作の完結編です。
ここに来てやっと製作に入ります
7セグメントLED表示器は、8個のLEDのセグメントの集合体(一つはピリオド)です。
8という文字を表現したい場合は、7つのセグメントをすべて点灯させて8を表現させています。
つまり内部に7つのLEDが備わっていると考えれば簡単っすね
制御基板では、下記が主な役割となります。
- 電源、電流を正しく制御してLEDの点灯を出来るようにする。
- 逆起電圧、逆差しなどに対して耐性を持ち自身の健全性を維持する。
- 5本の制御信号をうけとりそれぞれの数字を表示させる。
役割としてはこの3点ぐらいだと思います。
まず1番はCRD制御をしてしまうことで一切考えなくていいかな。
2番は、ショットキーバリアダイオードと整流ダイオードで制御信号からの異常電圧から保護します。
一番やっかいなのは3番で、こればかりは地道にアナログ回路でラインを結ぶ以外ありません
マイコンならもっとシンプルに表示も出来るのですが、そもそも中華の電源ラインではマイコン可動のための安定した電源の確保の方が面倒になります
メーターの裏に入れなければならないと考えると、一番この原始的な方法が確実っぽいです
面倒なだけで簡単ではありますし
それでは、製作に入ります。
まずは、CRD。
このOSL10561-IRAのスペックシートによると、20mAほど流せるようなので最高輝度になるようにCRD 10mAを2つ並列接続してそれぞれの制御ラインに取り付けます。
7セグメント分の端子線にそろそろ半田付けしました。
CRDは個体差でばらつきがあるので、マージンとって15mAのもの一個でもイイかもしれません。
僕は人柱ってことで、20mAで行ってみます
どうせ世界一のLEDなら世界一の輝度を実現させなきゃ
これで電源の確保は完了です
あとは、表示用の制御基板はアナログ回路をチクチク半田付けします。
1層目は、0、1、そして2の表示です。
ダイオードがうねってます
ダイオードを利用して別なところまで一緒に点灯しないように注意しながら進めます
しかしよく短絡させないもんだなぁと写真を見て我ながらに思いますが、基盤の回路設計は一応図面を引きました
横5コマ、縦8コマしか使えない基盤ですので無駄に使うとさらに層が増えます
それぞれの層では、逆起電圧用のショットキーバリアをぬかりなく施します。
これを怠ると、LEDはあっという間に昇天します
これだけ手間がかかるので出来ればもう二度と作りたくないぞっと。
2層目は3の表示を行います。
しかしやっつけ感が満載な基板だよねぇ・・・
まぁ、ワンオフっていう味が出ているし・・・良いよね
最後に3層目、幻の4の表示制御基板です。
僕のエンジンでは4の表示は出ませんが、いつか見る4速エンジンのためにちゃんと実装しました
はい、以上で作業完了です。
しかしこんなミルフィーユ基板、中華よりよっぽどメンテナンス性皆無じゃん
中華製があれ以上分解させない理由がわかった気がします。
うん、出来れば僕もあまり触りたくない場所です
さて、それではドキドキの表示テストです。
うおーすげー
さすが世界一
中華のインジケーターが点灯しているかもはや忘れるほどの存在感です。
苦労して作っただけの甲斐がありました
最後にこのミルフィーユ基盤の防水処理を行い中華と同じホットボンド・・・
いやいや。。。
自分でけちょんけちょんに言っておいて結局おまえもか
と言われかねないので僕はネジ止めにします
おかげですっきりしましたね
インジケーター内部で光らせた感じはこちら。
うん今までの比較にならないほど光ってくれてます
イイ感じですね。
あとは同じようにバギーに取り付ければ完成です。
電飾は高効率で、爆光であれ
さて、次はそろそろ因縁のフットブレーキネタでしょうか・・・
やっと、写真を発掘できました
むしろ日頃写真ばっかり撮っているからあまりに多くて整理が追いつきません
イイワケはどうでも良いので本題に入ることにしましょう
まずは、ツインメーターのインジケーターユニットからギアポジションインジケーターを取り外しを行いたいと思います
といっても、状況はご覧の通りの有様
何もこんなにホットボンドで固めることないのに・・・
しかし中華製ってなんでもホットボンドで固めるよねぇ・・・
防水の代わりにホットボンド。
空中基盤の取り付けにホットはボンド。
接着剤の代わりにホットボンド。
困ったときはホットボンド。
どんだけホットボンド大好きなんだよ・・・
まぁ、安いし簡単だけど・・・後が酷いよねぇ・・・ホットボンドは。
ネジで締めた方がメンテナンス性も信頼性もあがるのに・・・修理して使うってことを考えていないのでしょうね
愚痴っぽくなってしまいました
そんなホットボンドも、ヒートガンがあればイチコロです
ヒートガンだとあっという間ですが、おそらく一般的なドライヤーでもイケルと思います
少しあぶると、ホットボンドはすぐにドロドロになります。
後々の作業性が悪化するので、ホットボンドのかすなどが残らないように綺麗に取り除きます
無事取り外せました
それでは、コイツを視姦してすみずみまで見てあげることにしましょう。
正面からはこんな感じですね。
バックはこんな感じ・・・
あれ??
おかしい・・・
これ以上分解出来る場所がない・・・??
また中華の大好きホットボンドか??とヒートガンをあてて外れそうな場所を探ったりもしましたが、これ以上は殻割りできず
これ以上内部をいじるためには破壊しか無いようです
てっきり制御基板の上に一般的な7セグメイントを取り付けただけかと思っていたのですが・・・
この部品の一部を使うのは諦めた方が良さそうです
そもそも制御基板があったとしても、新しく仕入れた超高輝度7セグメントに対応した電源管理が出来ているか怪しのでちゃんと専用の回路を作った方が後々面倒なことにならないかなぁと判断。
せっかく作っても同じ程度の輝度になってしまっては面白くないですしね
では、制作に・・・
と言いたいところですが、記事が長くなったので一度切ります
2回ぐらいで書けるぜ!と思っていたのですが・・・やっぱり写真を貼っていくと記事が長くなってしまいますね。
ジらしてばっかりですが次回は完成します。
・・・きっと
では、バヤルテ~
ツインメーターをお持ちの方もいらっしゃると思います。
僕好きなんですよ・・・アナログメーターの動き
デジタルメーターでもかっちょいいのはいっぱいあるのですが、計器はやっぱりアナログ派です
日頃デジタルばっかりな生活のせいでしょうか
メーター自体今後手を入れたいなぁとか画策はしているのですが面倒すぎて全然手を付けられていません
とりあえず手始めにこのメーターを使いやすくしていきたいと思います
とりあえず、これが無いと始まらないのでツインメーターからインジケーターユニットを外してきます
まずは現在の状況を・・・
だいたいこんな感じに光ってます。
なぁーんだ問題無いじゃんって想われると思いますが・・・
これが直射日光だともうさっぱりダメです
日中直射日光がさしていると今が何速なのかインジケーターからはほとんど読み取れません
もちろん走行している時はだいたいのギアはわかっているのですが・・・
問題なのは停車したときですよ。
ニュートラルか一速かは結構忘れがちで、ニュートラルと思ってクラッチはなしてエンストしてみたり・・・
一速だと思ってニュートラルのエンジンあおって焦ってギアを入れてエンストしてみたり・・・
やっているとだんだん悲しくなってきます
結局使いたいときに視認できないのでは全く意味が無いので、ちゃんと見えるインジケーターにしよう
というのが今回のプロジェクトの趣旨です。
そんなわけで、困ったときの電気パーツ屋秋月電気通商。
購入してきたのがこちら。
超高輝度赤7セグメントLED表示器ですが・・・
なんでも世界で最も明るい7セグメイント表示器だそうです
嘘くせーとか思っていましたが、確かに90mcdは、他の追従を許さない輝度です
他のは、だいたい21mcdとかあたりが超高輝度として一般的なようです。
型番は「OSL10561-IRA」
商品のページはこちらから >> https://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-04114/
7セグを選ぶとき、明るさも重要ですがサイズも重要です
何しろメーターに埋め込まないとだめなので、あまり大きすぎても小さすぎても都合が悪く、今回のこのOSL10561-IRAは、12.7mm×19mm×8mmとサイズ的にもとても優秀です
むしろ、ギアポジションに埋め込まれるために生まれてきたようなもんじゃね??
さすがにそこまでは言いすぎか・・・
とまぁ、部品もそろったところで今日はここまで。
この次の写真がみつからねぇ・・・
明日までには必ず見つけます!
ネタが無いからってひぱって居るんじゃないんだからねっ
むしろ積もり積もったネタがいっぱいなんですわ・・・・さてどこから書いていったものか・・・
では、バヤルテ~
掲示板の方で、ご質問頂きましたスピードメーターの調整。
僕のマシンも最初買って、何もいじっていなくてもデタラメなスピードメーターとかもう笑うっきゃないです
付いているのは、スピードメーターっぽいアクセサリーなんでしょうね
とは言ってもマシンの調教にスピードメーターは指標にもなるので何とか調整したいものです。
というわけで、初期メーター
コイツを調整出来ないかと思っておもむろに裏蓋を開けます。
ここで意味深な穴が見えていますが、ここの部分に調整用半固定可変抵抗が取り付けられています。
このままでは撮影が出来なかったので、穴を拡張しました。
内部にEOSと書かれたプラスのネジがそれです。
この半固定可変抵抗はかなりデリケートなヤツです
あまりぞんざいに扱うとすぐにダメになるので、出来るだけ優しく少しずつ回すようにしてください。
また少しでもエライ狂いますのでトライアンドエラーを繰り返すしか無いようです。
まぁ、このクォリティが中華ですね。