実は前回の4で完結させようと思っていましたのですが・・・
実はちょっと工作が入っていたのを忘れていました
せっかく写真を撮っていたので、一回記事を増やして今回が最終章となります
実は今までのウインカーの取り付けは、すっげーやっつけ

旧ウインカーの取り付け
1年乗って思ったけど・・・
こんな程度の取り付けしていると後々トラブルになります
問題は金属疲労
曲げただけの金属で、車両がギャップをひろって振動を受け続けると金属疲労でコイツ折れます
結果的にはウインカーのは折れること無かったけど、同じような取り付けのリフレクタは根本からぽっきり逝きました
ウインカーのステンレスステーは、リフレクタのよりは厚みが厚かったので、折れるようなことは無かったようですが・・・
ハズしたときはこんな感じでした。

ウインカーステー
エライくたびれてますが・・・ってか、ホントにステンだったのか!?
まぁ・・・それはともかく折れるのも時間の問題だったでしょうね。
というわけで、今回ウインカーの換装ということでウインカーの取り付けステーもしっかり作りました
位置的には今の場所が気に入っているので、前回の取り付けに一工夫を加えて金属疲労を無くします
で、今回のステーは相変わらずダイソーで売っているステンを使います。。。

すでに多少加工してみたステンのステー
って、変わってねーじゃんっ!
むしろ薄くなってんじゃんっ!
しかも相変わらず曲げてるしっ!!
いえいえ、さすがに僕もそこまで愚かではございません。
2013年度版ウインカーステーは、耐振動対策のためこのように致しました。

新ウインカーステー
ステンパイプを取り付けました
これで振動なんか怖くない。
っていうか、このステンは錆びないのになんで以前使っていたステンは錆びるんだろうか・・・あれはメッキだったのかな??
まぁ、なんでもいいや。
というわけで、取り付けてみましたっ

LEDウインカーの取り付け
すげーCCFLイカリングより明るい。
取り付けたディテールはこんな感じです。

オリジナルステンレスウインカーステー
なかなか悪くないでしょ??
それでは、電球とLEDとの光の比較です。
ってか、絶望します。
炎天下、晴天の時を狙って撮影しました。

LEDウインカーと電球の比較
左が電球。
右がLEDです。
圧倒的です。
ってか、電球切れてんじゃね??ってぐらい暗いです。
もちろん切れてないんです。
むしろ電球側は日陰に入っているので少しは見やすそうですが、太陽からの光量に負けてこの有様です
何で日陰で撮ったのかというと・・・
直射日光では、点いているかわかりません。
ちなみにLEDはしっかり点いていることは確認出来ました
しかも、カメラで露出を変更して若干明るめに写るような設定でやっと電球が光っていることがわかるようになりました
若干暗い感じに写っているのはそのせいです。
というわけで、こんな場所での撮影になりました。
ちゃんとLEDも光源が点と言うことと、面積と光量を考えれば電球なんかには引けを取りません

リアウインカーの取り付け
というわけで、両側ともLEDに変更致しました。
これで、日中の視認性もばっちりです
さて、次はどのネタやろうかなっと・・・
前回までにウインカーの回路も出来ました。
あとは、LEDをウインカーボディに埋め込みます

ウインカーボディにLEDを取り付け
これでできあがりです
まずは点灯式ですね

自作LEDウインカー点灯式
左が通常の電球
右が自作したLEDウインカーです
写真ではなかなか伝わりにくいですが、色がまず違います。
やっぱり電球部分だけアンバー色のクリアパーツで色の付いた電球よりLEDの方が鮮やかなアンバー色です。
そしてさらにわかりにくいですが、めがっさ明るい
ほとんど光量は一緒に見えますが、光源がほとんど面のLEDでは全体的に明るいです。
直視すると目が痛い
この目のくらみがLEDって感じですよね。
スパっと光って、スパっと消えるキレの良さ
消費電力のチェックです。
まずは自作LEDウインカーの消費電力です。

自作ウインカーの消費電力
テスタは、300mAレンジで計測しています。
ちょうど75mAぐらいでしょうか。
これだけ点灯させていても、CRDでLEDに流している電流は75%ほどしか流していません。
結果このぐらいの電流になっているようですね。
では、続いて電球です。

電球の消費電力
もちろんテスタの300mAレンジなど振り切れることは予想していたので10Aの電流計で測定します。
これによると、だいたい600mAぐらいでしょうか。
ということはLEDだとだいたい1/8ほどですね
この明るさで1/8なら大満足です>
中華の発電量からするとありがたい省エネです。
牽引されているときの長時間ハザードなんかにはとても心強い結果ですね
牽引体験者としては、かなり魅力的なポイントです。

4本全てをLEDウインカーに変更
同じ事をすべてのウインカーでやります。
数が多いので、梅雨の暇な時期にはとても有効な暇つぶしです。
来月は北関東、東北ミーティングとして福島でバギー好きの集いみちのくオフラインミーティングが開催されます。
ぼくも、指折り数えて待っていたミーティングなのですが・・・
残念ながら僕は、参加できなくなりました
先月受験しておりました資格試験ですが、無事(?)一次試験が合格となりました。
まぁ、ここまではいい話なのですが・・・二次試験日程がおもいっきしかぶっております
はぁ・・・
せっかくすげーノリまくりで作業していただけに結構凹みです
こうなりゃ、出し惜しみはせず改造した数々を公開していこうかなぁ・・・
最近バギーの全体がでていないんじゃね??
とか思っていてくださった方、するどい!
なんだかごちゃごちゃと裏では作業しておりまして、みちのくオフに向けての改造だったのですが・・・
どうすっかなぁ・・・
とりあえずはウインカープロジェクトの途中ですね。
今はそちらでお茶を濁しつつ、自分の心を整理しておきます
前回基盤は切り出しました。
今回は回路設計ですが、今回もCRD点灯です。
まぁ、これが一番簡単だからね
アンバー色は、定格2.2V 最大20mAで点灯しますので、12VだとCRDでの消費も考えると最大3個点灯可能です。
さすがに20mAは流さないでもかまわないことを考えると4灯いけます。
というわけで、今回もCRDは15mAの物を使います。
ウインカーは保安部品ですので信頼性も大切です。
つーわけでマージンという名の妥協もとっておくことにしましょう
以上のことから、1セットを4灯点灯させそれを基準に配置していきたいと思います

LEDの配置
この配置で、28灯です。
28×4だと・・・ 112ですので、買ったLEDの個数を余裕で超えるな・・・
家にあるストックの60度 14000mcdを適度にちりばめてごまかすことにしましょう
こんなに詰め込んだウインカーは他にはなかなか無いでしょう。
ワンオフならではの狂気です。

LEDの半田付け
とりあえず、LEDのみ半田付けしてみました。

LEDの半田付け
個数が多いので結構しんどいです。
あとはCRDを取り付けて・・・

CRDの半田付け
はい、これで回路は完了です。
面倒ですが、ただそれだけです。
ここまで来るとニマニマしながら、取り付けられた相棒を想像をしてしまいますね
取り付けは次回です。
いきなり始まったオリジナルウインカー制作プロジェクト。
去年やったピボット部分がいまいち動きが渋い気がするんですよねぇ・・・
あらかた終わったら点検しなきゃですね。
とりあえず整備が終わったら大型ツーリングでもやってみようっと。
最近整備ばっかりで全く乗っていない
さてさて、ウインカーの制作。
まずはユニバーサル基板を切り出します。
秋月で1枚60円程度の一番ちっさい片面ガラス基盤です。

ユニバーサル基盤の切り出し
ウインカーボディ内部にすっぽり入るけど落ちない大きさに切り出します
リューターあたりで、がりがりっとやればあっと言うまです。
切り出したユニバーサル基板はこんな感じで装着されます。

ユニバーサル基盤の切り出し
ウインカーボディ内部にちょうど段差があるので大きさを適切に切り出すだけでイイ感じにはまります。
これにLEDを付ければ良さそうです
この状態でふたを付けてみます。

ユニバーサル基盤の切り出し
問題無く取り付けられそうです。
隙間なども一切無いようです
この基板もそのままでは雰囲気出ませんので、LEDにリフレクターはほとんど意味は無いですが見た目の改善のためにメッキシートを使います。

メッキシート
このメッキシートは、電子工作専用のメッキシートです。
なんで専用かというと、導通素材が使われていません。
その辺のカッティングシートあたりを使用すると導通して、LEDどころか電源にいたるまで全て短絡しますので絶縁メッキシート以外は絶対に使用しないで下さい。
もし手持ちのメッキシートがある場合はテスタなどで導通があるかをテストしてから使用して下さい。
また、表面は導通が無くて内部が導通ありっていうシートもありますので基本的に専用品以外はやめておいた方が無難です。
電子工作用のメッキシートはこちらから購入できます。
ヤフオク!で探す >>
基盤用メッキシート
この非導通メッキシートはなかなか他では売っていないですね。
あとはこのメッキシートで基盤をくるめば基盤がリフレクターになります。

簡易リフレクター
LEDにはリフレクター効果はあまり無いとはいえ、消灯時のクォリティが格段にアップします。
ここは是非付けておきたいですね。
次回は回路を組みます。
そろそろ暑くなってきましたなぁ。
梅雨も早く明けてくれれば良いのですが・・・
そうすればツーリングにも行きまくりです
そんな日差しの強い中ツーリングをしていると気になるのが他の車両からどのように見えているのか。
中華バギーのウインカーやブレーキランプの類いはとりあえず点灯はするもののやっぱり見にくい
特に真夏の炎天下にもなるとほとんど点いているのかよくわからないことがあります
夜暗くなってから視認出来るようになっても意味ありません。
日中、炎天下の中しっかり見えることが大切
昼間視認出来るってことは夜は自ずと明るいのは間違いないでしょう。
たまにウインカーやLEDの販売しているサイトとかで回りを暗くして明るい写真を撮っていますが・・・そんなもん当たり前だっつうの。
視認性の問題は中華に限ったことでは無くどうしても点灯面積と発電量の少ないバイク系の保安部品は少し心許ない感じです。
車と比べるとってなるけど、自分以外のドライバーはお年寄りなどももちろんいるのでそこは自分なりの安全マージンってことで。
ブレーキはLEDブレーキランプを取り付けてそれなりに視認性も十分あるので、次に電球なやつの改造。
そうウインカーです。
コイツをLED化したいと思います。
さて今回は、自作LEDウインカープロジェクトです。
市販でLEDウインカーも売っているのですが、どうにも大きさが小さく感じられます
もしかしたら爆光のLEDを使用してすっごい明るいのかもしれませんが、僕の好みは点灯面積が大きく、視認性が良いこと。
ってかやっぱり保安部品は出来るだけ大きいくなくちゃ!
まさにバギーに付いているウインカーのサイズは打って付けなのですが・・・
このサイズのLEDウインカーはなかなか売っていないんですね
しかもウインカーって地味に高い・・・
ウインカーぐらいで数千円も払ってらんないので、ここは自作の一択しかありません。
早速バギーのウインカーを分解。

電球ウインカーの分解
ここまではネジを外すだけでいけるのですが・・・
このレンズ内部のリフレクターですが、剥がれないようになっています
というか接着剤で付けられちゃっています
まぁ、たしかにリフレクターを外すことなんか無いですもんね・・・普通は。

ウインカー内部のリフレクター
このリフレクターは、接着部分をマイナスドライバーでこじってやって割らないように慎重に剥がしてやれば剥がれます。

ウインカー内部のリフレクター接着面
この辺をこじってやれば上手く剥がれます。

ウインカーリフレクターの分解
それほど強力な接着剤でないのが幸いです。
無事剥がれたので、内部構造をじっくり視姦しながらLED化のプランをじっくり練ります
まずは素材集め。
直射日光の強い光にも負けない光量が必要になりますので、LEDもかなり強力なヤツにしたいですね
ヤフオク!で探す >>
5mm LED アンバー色 20000mcd
というわけで、とりあえず手頃な値段でいっぱい手に入る5mmLED、明るさは約20000mcdです。
この辺を使って料理してやりたいと思います。
これなら下手なLEDウインカーを買うよりは安上がりになるかな。
100個で700円だし。
上のやつの気になるところは照射角かなぁ・・・明るいのは良いけど30度だけなのよねぇ
60度14000mcdってのもあるんだけど、照射角中途半端だしやっぱり光量が強い方が良いし。
照射角ならFLEX LEDもありなんですが、光の強さがおそらく直射日光で負けそうなんですよね
というわけで、手始めに上のもので決定!
あとは家に余っていたユニバーサル基板を使って並べられるだけ並べて光を稼ぐタイプにしたいと思います。
うし、それでは次から制作開始です。
まずはLEDの調達っと。
掲示板の方で、ご質問頂きましたスピードメーターの調整。
僕のマシンも最初買って、何もいじっていなくてもデタラメなスピードメーターとかもう笑うっきゃないです
付いているのは、スピードメーターっぽいアクセサリーなんでしょうね
とは言ってもマシンの調教にスピードメーターは指標にもなるので何とか調整したいものです。
というわけで、初期メーター

バギー 付属メーター
コイツを調整出来ないかと思っておもむろに裏蓋を開けます。

初期メーターの裏蓋を開ける
ここで意味深な穴が見えていますが、ここの部分に調整用半固定可変抵抗が取り付けられています。
このままでは撮影が出来なかったので、穴を拡張しました。

穴の中身
内部にEOSと書かれたプラスのネジがそれです。
この半固定可変抵抗はかなりデリケートなヤツです
あまりぞんざいに扱うとすぐにダメになるので、出来るだけ優しく少しずつ回すようにしてください。
また少しでもエライ狂いますのでトライアンドエラーを繰り返すしか無いようです。
まぁ、このクォリティが中華ですね。
アーシングキットを購入して準備もできました。
> 中華バギー(ATV) アーシング強化 準備編 アーシングキット購入
まず、アーシングについておさらい。
昨日の記事でアーシングとは「マイナス極の抵抗値を減少させ、各部の電力供給の効率を高める改造」と書きました。
本当の意味で、正しくアーシングを行うためには何でもかんでも太くすりゃ良いのか??と言うと実はそうゆうわけでもありません
理論的にチューニングを行うなら各電装からのインピーダンスも考慮して、場合によってはアーシングケーブルの太さを変えることや、グラウンドループを考慮したり・・・考え始めると結構ややっこしいのです
一般的な自動車ならアーシングを行うのにはだいたい何か目的があるはずです。
たとえば、エンジン出力の潜在的パワーの探求。
もしくは、ピュアオーディオのノイズ対策などなど。
アーシングといえど、適当に行うとたまに変な副作用が出たりすることがあったりします
小難しいコト書いてみたけど。
んなこまけぇこたぁどうだっていいわけで。
正直バギーは電装系なんて貧弱だし、ましてやオーディオとか積んでないし
そもそもそんなデリケートなマシンじゃありません
ただ一点。
目的をはっきりしないとどのような施工が大切なのかも見失ってしまいます。
無駄なアーシングや、下手すれば逆効果なアーシングもあるってあたりに留意しておければ良いのではないかと。
今回のターゲットは明瞭。
潜在的なエンジンパワーの引き出しを期待してのアーシングです
というわけで、一番重要なのはエンジン。
そして、イグニッションコイル周りとなります。
では、まずはエンジンから。
エンジンにはバッテリーマイナスから一本貧弱なラインが行っております。
このひ弱なラインを、今回購入した赤色のアーシングケーブルに変えます
中華のラインにしてはまともな方ではあるのですが・・・
中華は、被覆ばかりが太くて芯は激細っていうのがよくあったりします。
そんなアヤシイラインは早々に撤去です。
なんてことはありません。
ネジをハズして、付け替えるだけ。
お手軽チューンです
続いてイグニッションコイル周辺です。
イグニッションコイルの取り付けステーの近くに、フットガードの取り付けネジがありますのでこの部分をアースターミナルにします
塗料が乗っているとボディアースが取れませんので塗料を削ります。
しっかり地金が見えました
このままでもアーシング的には問題は無いのですが、地金むき出しだとあっという間に錆びます
というわけで、ナノカーボン微粒子のはいったカーボングリスを利用します。
南海で数百円で売っていました。
カーボンが導通性があることはご存じだと思います
小学校のころの理科あたりで習っていると思います。
ガキの頃そんなコトをきかされちゃあ、試してみたくてウズウズしちゃう僕がいます。
シャーペンの芯を100Vコンセントに突っ込んでブレーカーを吹っ飛ばしては、こっぴどく怒られるとか一度はやってみた若気の至りです
※本当に危ないのでよい子は絶対に真似しないでね。
まぁそんなシャー芯の成分であるカーボンが配合されたグリスです。
これをさび止め+ボディアースの接点導通性向上のため塗り塗りしておきます
その塗った部分にイグニッションコイルからのGNDとアーシングケーブルとフットガードを共締めします。
これで、ボディアースとイグニッションコイルもしっかりアーシングされました
あとは最後にバッテリーターミナルを取り付けます。
バッテリーのマイナスに、入っていたバッテリーターミナルを取り付けて完了
しっかし、この配線の汚さはないなぁ
まぁなんだ・・・いまこれをいじり始めてしまうとしばらくバギーが走れなくなりそうなので・・・
今は見ないことにします
最初っから気になっているんですけどねぇ・・・
さて、とりあえずアーシングの効果を確かめるためにエンジン始動。
別段アイドリングの時にはまったく違いは感じられません。
あまり期待はしていませんが試運転です
走り慣れた試走コースを軽く流しますが、やはり大きな違いは感じられません
敷いて言うなら、中盤からのトルクがほんの少し太くなったような・・・??
この辺はプラシーボ効果でしょうかね・・・
で、少し坂になった場所でエンジンへのトルクがかかりますが・・・
おお?
思いの外グイグイと登ります
いつもなら変速もっと早くにシフトダウンをしている場所で少しだけ粘りを感じます。
まぁでもこの辺も微妙な違いでプラシーボ効果の域は出ていない気もしますね。。。
正直中華バギーの非力なパワーをチューニングする上で楽しみなのは、こうゆう小さなプラシーボ効果的な喜びも大切にしていくことだと思います
もしかしたら実は今回のアーシングにはなんの効果も無いのかも知れません。
事実、変わった気がする程度なので。
考える楽しみ、いじる楽しみ、そして走る楽しみ。
これらを大切にしていけば、いつかはそれらが相乗効果となることもあるかも??
僕としてはプラシーボ効果大いに結構。
いじるところさえあれば、それでイイ
さて、次はいったいどの辺をいじろうかなぁっと。
アーシング
それは、マイナス極の抵抗値を減少させ、各部の電力供給の効率を高める改造です。
そろそろ書くネタももうぼちぼち無くなってきました・・・
走行に関しては、基本安定期になってきた相棒ヴァル・ヴァロ号。
とりあえず、すこっしでもプラスになりそうなことはやってみようとコツコツ考えてはトライをしています。
今回はその小さな小ネタ一つがこの「アーシング」です
アーシングは上で書いたように「抵抗値をさげて電気が流れる経路をしっかり確保すること」が目的です
中華バギーの場合は、主にイグニッションコイルの点火を力強く点火させることによってエンジンパワーがほんの少しぐらいパワーアップできたらなぁというのが一番大きな目的になると思います。
かといって、すでにざっくり感たっぷりの中華バギー
その程度のチューニングに如何ほどの意味があるのか期待するほどのものがあるかなぁ・・・というのが本音。
アーシングも重要視するならば電源ラインだってしっかり考えなきゃ。
元々中華の寄り線はしょぼしょぼ極細ラインなので・・・効果半減でしょう
そんな電源ラインは後々考えるとして、とりあえずはマイナスから。
GNDは、太く短くが鉄則です
早速アーシングをするための家のジャンクボックスを漁ります。
が。
余っている太めのケーブルとかはない・・・
oh….
適当な銅の破片を探すもちっさいのしかなかったり、いまいち形がマッチしそうにもないモノだったり・・・
oh……..
そもそもアーシングチューン自体、キャブレターの交換のように確実な効果が期待できるものではありません
その辺の廃材あたりで試せればいいかなぁと思っていたのですが・・・
しゃーないので、購入。
ターミナルもセットで、1200円でした
まともなキットを買えば数千円するところなのでこの程度の出費なら致し方ないでしょうか。
もちろんお約束のヤフオクです。
Yahooオークションでアーシングキットを探す >>
アーシング
ただ、このアーシングキットは車用なのですこしケーブルが長いです
というわけで、取り付け円口径の違う二種類の端子を用意しておきました。
これを使うとなると圧着工具という専用のカシメ工具が必要になるのですが。。。
やっと近所の電気屋の閉店セールで手に入れた圧着工具を使うときが来ました
電工ペンチは、比較的安く入手出来ます。
しかしこの圧着工具は地味に値段がします。
これだけのサイズの工具になるので仕方がないのですが、他に使い道が無いのであまり高いと買う気が失せます
僕も数年前に電気屋の閉店セールでずっと処分ワゴンに乗っていたコイツ。
日に日に値段が下がっていくコイツの姿を見ながら、1000円切っても誰にも拾われない・・・
使う予定は無いのだけれども店への餞別代わりに買っておきました
そんなコトを思い出し・・・やっとのおもいで引っ張り出してきました
スリーブの圧着は、この工具を使えば綺麗に容易に出来ますが、圧着するだけなら他の道具を創意工夫すれば結構出来ます
LEDテール化の組み付け編です。
今までちょこちょこと集めてきた部品の組み付けを行います
荷台拡張はすでにしてあるので取り付け位置ももっと手前にします。
> 中華バギー(ATV) トップケースの取り付け 荷台拡張構想 組み付け編
そのためにもともと車両側に付いていた、このナンバープレート取り付け金具。
こんなのはもう使い道も無いので撤去します
無駄なステーも無くなってさっぱりしました
組み付けは、元々付いていたナンパープレートステーに同じように組み付けますが、バックライトも一緒に同じ場所に組み付けました。
テールランプはクリアレンズなってすっぎりとした見た目になりました。
配線は以前のハロゲン球とラインをつなぎ替えるだけです
LEDナンバープレートベースはそんなに容量を食うとは思えないので、キー連動で点灯するように配線しました
そのまま取り付けると拡張した荷台に隠れそうなので、さらに取り付け位置を下方向にさげるために金属プレートを2本買ってきてステーを取り付けました。
トップケースの取り付けで無意味になっていたリフレクター。
このリフレクターはバギーのカウル部分に付いていたのですが、トップケースの後ろ側に付いていたため全く意味をなさなくなっていました
今回コイツも一緒に移植するために、余った金属プレートを下のように加工して・・・
この位置に付けます。
あとはできあがったユニットを取り付けます。
かなかな良い感じです
マフラーの出口より奥にならない程度にまで引き出したので、ナンバーとブレーキ灯の視認性も問題有りません
続いて、LEDブレーキランプを点灯させてみます。
撮影時間は早朝で、太陽は低く真後に有る状態。
つまり猛烈な順光の光りの時間帯(一番点灯しているコトが認識しにくい時間帯)での撮影です。
この時間帯で、これだけはっきりとブレーキランプの点灯が確認出来れば問題無いと思います
むしろクリアレンズでないトップケースのハイマウントストップランプは点灯が見にくいです
LEDナンバープレートベースはもちろん点灯しているのですが、昼間だとまったく視認することは出来ません。
ナンバーのエッジのアクリルの透明感での存在感のアピールのみです。
最後に夜間のリアビューです。
この時間になると、LEDナンバープレートベースの存在が生きてきます
エッジの青も良い感じです
ナンバー自体を照らしているのは、LEDテールランプのナンバー灯です。
前照灯を消すとさらに引き立ちます。
夜間はさすがに前照灯をつけて走行するのでこの状態にはならないですね。
フロントのイカリングとテールのナンバー灯の青が個人的に良い感じです
ウィンドウォッシャーノズルの準備が終わりましたので、取り付け編です
> 中華バギー(ATV) リアの車幅灯 ウィンドウォッシャノズルが車幅灯??
といっても、ウィンドウォッシャーノズルは、面への取り付けが考慮されているため、すでにネジがある状態です。
結果単純に取り付け面に穴を開けるだけの簡単な作業です。
まずは位置決めです。
リアのタイヤ上部のマッドカバー部分の両サイドに取り付けたいとおもいます。
左右対称になるように慎重に測量をして位置を決めます。
このカウルは結構好きで選んだところがあるので、穴開けるのはちょっとドキドキします。
位置が決まったらひと思いに穴を開けます。
あとは、作ったウォッシャーノズル・・・いやいや車幅灯を取り付けます。
配線は、カウルの裏側をブラックのホッドボンドで配線しました。
カウルの裏側もブラックなので良い感じにカモフラージュできています。
この車幅灯色もマッチしているため悪目立ちしないのが結構好みです。
さて、それでは夜のリアビューです。
確実に原付きの車幅でないことが分かるようになりました。
ちなみに、ブレーキオン時はこんな感じ。
車幅灯が無くて、車体の輪郭が見えないとぱっと見は二輪に見えなくもないです。
4輪かどうかはとりあえずにして、車幅が広いんだぞーっていうアピールは車幅灯によってしっかり伝えることが出来ていると思います。
車幅灯で使用しているLEDは、いつものように超高輝度LEDに交換しましたが・・・
相変わらず1灯だけでも抜群の存在感。
ちなみに、フロントビューはどうかというと・・・
少し露出を下げて撮影しましたがこんな感じで、車幅灯の明かりも一応視認できます
それ以前にイカリングが圧倒的な存在感です
HIDプロジェクタとフォグを点灯させるともはやなんだか分からない写真になってしまうため、余計な明かりは消灯しました
バギーはバイクより車幅が広いのは見ればわかります
特にこの赤さも相まってよく目立つマシンだと思います
日中は・・・日中はね
しかし厄介なことに夜その姿を見るとパッと見るとバイクっぽい感じに見られてしまいます
光っている保安部品の数々はバイクの部品が多いのでなおのこと思い込みで二輪だと識別してしまうのでしょう
そもそもバギーという存在を知っている自分ならば、4輪かも?と予想も出来ると思います。
しかし以外とバギーが公道を走れるってことすら知らない人も多く、よく声をかけられている昨今
公道OKなバギーという車両が夜間走行しているというのを全てのドライバーが予測できるでしょうか?
というわけで、そんな安全策などもかねて車幅灯の取り付けを検討します
決して、電飾がたりなーいとかではないのです
あくまで安全性の向上です
というわけで、購入したのがこちら。
LEDのウィンドウォッシャーノズルです。
![]() LEDが点灯するウィンドウォッシャーノズル |
ってかなんでウィンドウォッシャーノズル??
・・・・・
そりゃー 光るからです
ウィンドウォッシャーの意味ないし・・・
丁度良い感じのデザインだし、取り付けも理想的だし、もはや取り付ける前から取り付け後の想像が出来ますよね?
ただもちろんノズルから水を噴射させることなんか想定はしていませんが
光ってくれればそれで良しです
元々はクロームメッキなのでそのまま装着してしまうかと思っていたのですが・・・
中華のメッキってすぐぼろぼろになってしまうんですよね
普通メッキしてあれば錆びにくいハズなのに中華は余裕で錆びるし・・・
プラスチックに乗っているメッキは、軽く拭いただけでメッキが剥がれたり^^;;
いろいろな意味で今までの常識を変えてくれる大陸規格です。
そんな大陸規格を想定して・・・
バギーと同色のキャンディーレッドに塗装しました
デザイン的にもこの部品はメッキより同系色の方が合うような気がします。
アマチュア塗装でも、中華のメッキよりは強靱に塗装できます
ちなみに塗装前に水の噴き出すノズルの穴はパテ埋めしておきました。
綺麗に穴も埋められてまるで光だけのパーツだったかのようです
電飾もあまりいろんな色を配色すると統一性が失われそうなので、LEDの色も白色に変更しました
輝度も白色が一番高いので視認性もよいのではないかっていうのも狙っています。
このウィンドウォッシャーノズルは下方向に、ネジが出ているためカウルに取り付けを穴を開けてネジ止め。
お手軽簡単ですが、夜の安全性の向上には一役買ってくれそうです。
次は取り付けまーす
デュアルチャージコイル化の最終回、組み付け編です
前回までにデュアルチャージコイル化の部品は全て揃いました。
> 中華バギー(ATV) デュアルチャージコイル化の考察とフライホイール確認
> 中華バギー(ATV) 直流CDI DAYTONA PROGRESS Racing CDI と 中華CDI
> 中華バギー(ATV) 全波整流回路用大容量レギュレートレクチファイア
> 中華バギー(ATV) ジェネレーター発電について考える
今回は最後の部品チャージコイルの調達と、それらの組み付け編です。
チャージコイルは半月タイプのものでしたらだいたい適合します
国産バイクのものでも多く合うモノがあると思います
僕は同じ中華製エンジンのチャージコイルが安くヤフオクに出ていましたのでとりあえずそれを入手しました
チャージコイルの入手
ヤフオクで落札したチャージコイルは、一緒にジェネレーターやフライホイールも一式で付いてきました
必要なのはチャージコイルただ一つですが500円という値段に引かれ一式で落札しました。
せめて保守部品にでもなれば有効活用できるのですが、付いてきたフライホイールはロンシンエンジンの様に外向きではなく内向きのタイプのようで、センターの穴のテーパーが逆向きに付けられていました
このままでは保守部品としても使えないし・・・
中華のフライホイールでは精度的にアレだしなぁ・・・
というわけで他に利用するアテも無いので、そっと鉄くず置き場に置いてきました
ロンシンジェネレータの観察
さて続いてロンシンのジェネレータ部の観察です。
フライホイールを観察していると、ロンシン製のフライホイールにはちゃんと上死点のマークや点火時期のマークもちゃんと付いていました。
たまーに何も書いていないフライホイールとかあったりするのが怖いのですが・・・
ロンシンさんちゃんとしてくれています
チャージコイル組み付け
ジェネレーター部の改造のため蓋をはずします。
このジェネレーターから、エキサイタコイルを取り外します。
ネジは良い感じに固着していますので、舐めないように注意が必要です。
次にエキサイタコイルに繋がっていた「黒/赤」のラインは必要有りません。
ケースに接触して導通しないようにしっかりと末端処理をしてから埋めます。
続いて、チャージコイルの片側に繋がっている黄色のラインを切断します。
この切断したラインに新しいチャージコイルを直列で繋げばOKです
新しいチャージコイルが半波タイプの場合は、GNDに落ちているラインをつなぐようにして全波コイルとして使用します。
僕の用意したチャージコイルも半波のコイルだったようなので、下記のように元々出力ラインだった場所は絶縁して末端処理をしてどこにも接続しないようにしてあります。
ボルトも、プラスネジから六角ボルトに変更しました。
ただココで注意です。
この組み付けは僕も失敗した場所でした。
失敗の記事はこちら。
> 中華バギー(ATV) 中華LONCIN(ロンシン)エンジン エンジンブロー orz
> 中華バギー(ATV) 中華LONCIN(ロンシン)エンジン こいつ動くぞ
組み付け強度が弱かったため走行中にチャージコイルが脱落。
結果脱落したチャージコイルがフライホイールをがっちり掴んで回らなくなってしまいました
ネジロックはもちろん付けていましたが、そもそものネジの長さが短く掛かりが弱かったことが原因だと思います。
特にこの場所は振動の発生源にもなる場所なので、しっかりがっちりと組み付けておいたほうが安心です。
この失敗から、長いネジでしっかりとネジロックを付けて組み付けた後はノントラブルです
レギュレートレクチファイヤとC.D.I.の組み付け
チャージコイルの組み付けが終わったら、レギュレートレクチファイヤと、C.D.I.を取り付けます。
レギュレートレクチファイヤは、コネクタ形状も一緒なのでそのままポン付けでOKです
C.D.I.は前回の記事でピンアサインを掲載していますので、それの通りに接続します。
端的に書くとエキサイタコイルからの電源ラインを、キーに連動した直流のラインにつなぎ替えてあげればOKです
あとはキルスイッチの信号が不要ですが、C.D.I.側に受けるピンがない場合は別段問題は無いのでそのままでもかまいません。
あくまで僕の場合はピンがなかっただけなので、自分のC.D.I.の状況を見ながら適切に対処してください。
僕は、下記の流れで電源のカットが出来るようにしました。
バッテリー → キースイッチ → キルスイッチ → C.D.I.電源端子
こうすることでしっかりキルスイッチも活用できます。
しかもラインの引き直しも最小で済みます
チャージコイルの向き
無事組み付けも終わってエンジンを始動。
C.D.I.の組み付けが正常ならエンジンはかかるはずです
しかし無事エンジンは始動したモノの・・・ 始動後も電圧計に変化がない??
おかしいなぁと思って、チャージコイルを眺めているとATV RUNSさんの方でもデュアルチャージコイル化の記事でチャージコイルの向きについて解説されていたことを思い出しました。
こちらはその解説通り、フライホイールの着磁パターンで決まります。
ATV RUNSさんの解説では、クロスさせて組み付け・・・とあったのでそのままクロス接続したものの発電ゼロ
あれ?
と思いながら、クロスさせずに組み付けたところ無事プラス出力されました
ロンシンエンジンのフライホイール着磁パターンがATV RUNSさんの例とは少し違っていたようです
ATV RUNSさんの記事のおかげで無事はまらずにあっさりと解決出来ました
発電量の変化
それでは、デュアルチャージコイルの効果を比較してみます。
デュアルチャージコイルに変更する前の発電量です。
条件としてはアイドリング(1800rpm)で、ヘッドライトを点灯させています。
一番左の計器が電圧計です。
12.8V・・・
やはりヘッドライトを点灯させると充電なんかされちゃいませんねぇ
あの弱々しい光りのハロゲンですらこの電圧の降下っぷりなのです
HIDなんか夢のまた夢
ノーマルのコイツの発電量では、LEDヘッドライトでもないかぎり夜間の走行は無理です
もし、エンジンが切れたら・・・
まっ暗い中バギーのエンジン押しかけをするのとか・・・さすがに凹みます
その対策のためにデュアルチャージコイル化ですっ
それではどきどきのデュアルチャージコイル化でのエンジン始動です。
なんと言うことでしょう
発電量14.1Vが確保されています
もちろん先ほどと条件は一緒、アイドリングでライト点灯状態です。
ライトを点灯していても十分に充電までされる電圧が確保することが出来ました
これで夜間の走行を行っても、 プラスになることはあってもマイナスになることは無くなりました
これで心置きなくHID化も出来ます。
電装系は得意分野でもあるので、HIDに~ リレー回路に~
と改造プランに夢膨らんでおります
今まではあのメインハーネスの引き回しとか、あのラインの軟弱さとかあまりにも整理がなっていなくていまいちやる気が起きませんでした。
それに追い打ちをかけるように発電力も少ないし・・・だったので
とりあえずすぐにでもあの残念なライトは交換したい。
やっぱり一番最初はあのヘッドライトはHID化しかないっしょっ
仕事の方がピークでちょっと更新速度が落ちてきています
といっても、ブログで書きたい改造ポイントも少なくなってきたのでまったりとやっていきます
さて、デュアルチャージコイルで肝心なチャージコイルのお話。
チャージコイルとはフライホイールの内側にある発電用のコイルです。
ロンシンエンジンのチャージコイル
正面に見えている丸いのがフライホイールです。
蓋の方に付いているのが、チャージコイルとエキサイタコイルです。
その蓋側の写真がこちら。
フライホイールには、強力な磁石が付いています。
エンジンの回転にあわせて、フライホイールが回転することで磁石が回転しチャージコイルで電気の発電を行うという仕組みです
とても合理的な発電方法ですね
大きいコイルがチャージコイル。バギーの電装系に使用される電力を発電するコイルです。
小さいコイルがエキサイタコイルです。エンジンの点火プラグなどに使用する電力を発電しているコイルです。
そんなわけでエキサイタコイルは大容量の必要も無いため、 あまり大きいコイルが用いられていません。
チャージコイルに至っては、電装品への電力供給に使用されるため基本手に大きいことに越したことはありません。
余った電力はバッテリーに蓄えられます。
バッテリーもいつも適切な電力量が保たれていればその分長寿命にも繋がります
デュアルチャージコイルについて考える
デュアルチャージコイル化はエキサイタコイルを取っ払って、ひとつしかないチャージコイルを倍にすることで発電量も倍にしてしまおうという素敵なプランです
電力を使用する改造を今後行わないと考えて居る方にはあまり意味のない改造です
実は発電以外にもメリットがあったのでそれは後述。
ちなみに、デュアルチャージコイルにしなくても全波発電にしてあればだいたいの電力はまかなえているはずです
HIDの取り付けなどを考えている場合はやっておいた方が良い改造プランだと思います。
電力が足りない状態でHIDを点灯させ続けると、バラストおよびバーナーに悪影響が出ますのですぐにお逝きになります
それでなくても中華製のキットならなおさらです
発電以外のメリット
実は改造後、思いがけない恩恵も受けることが出来ました。
それはエンジンの振動が減っていたことです。
中華エンジンを乗っていられる方はだいたい気がついていると思いますが・・・
中華のエンジンって振動すごいっすよね?
エンジンマウントが逝くぐらいなんだからその振動たるや強烈だとは思いますが
国産エンジンではあり得ない振動です
原因はおおむねフライホイールの中心が取れていなかったりすることが多いようです
それがどうしたことか今回デュアルチャージコイル化を行ったところフライホイールには全然手を入れていないのにもかかわらず、明らかに高回転時の振動が減っていました
これは、半月型コイルの二つのバランスが取れたからと推測しています。
上の写真のように、エキサイタコイルとチャージコイルでは大きさが違います。
もちろん磁力を帯びたフライホイールが回転するときの抵抗も、大きいコイルと小さいコイルとでは磁力の影響によって通過抵抗も変わって来るのではないかと考えて居ます。
つまり
大きいコイルの時は抵抗大。
小さいコイルの時は抵抗小。
したがって、フライホイールの回転に抵抗の違いからもブレが発生していたのではないかと推測しています。
今回デュアルチャージコイル化することで、両側共に大きいコイルとすることで磁石がコイル面を通過するときの抵抗がだいたい均一化することで抵抗のバランスが取れ振動が減ったのでは?と考えて居ます。
特に半月タイプのチャージコイルでは、2つの相対する位置にコイルが付いています。
相対する位置ならば微細な抵抗であっても振動のモーメント は最大になるのではないかと思います。
これらは全て推測だけですので、間違っていそうならツッコミ歓迎です。
ただ事実体感できるほどの振動低減が確認出来たので、もし人柱歓迎ってかた是非トライしてみてください。
結果もお知らせいただければこちらで公開させていただきまーす
今回はデュアルチャージコイル化の際に取り除かれるエキサイターコイルを外す準備としてCDIを交換を検討します
エキサイターコイルを外すことでCDIの電源が交流から直流に変更となるため、デュアルチャージコイル化をするためにはCDIの変更も必要になります。
CDIについて
中華バギーに付いている交流用CDIの役割についてまとめます。
- ジェネレーター(エキサイターコイル)からの電源を確保
- イグニッションコイルに流すための電源をチャージ
- ピックアップコイルからの信号をタイミングにチャージした電源をイグニッションコイルに放出
最近はデジタルCDIなどもあり、点火ポイントをCDI内部でより高効率なタイミングにして出力するモノもあります
ただ中華製はきっと基本的なCDIの動作をしているのではないかと思います。
標準でついているの中華製はもちろん交流型CDIです。
これではエキサイターコイルを外せないので直流CDIを準備します
直流のCDIは楽天でも売っています。
もちろん定番の中華製品です
購入したCDIを直流と交流を比較してみましょう。


そんなわけで直流型CDIの方がでかいですねぇ・・・
直流型には、交流型で必要がなかった回路が必要になっています。
直流型にはDC/ACインバータや、12Vではイグニッションコイルに送る電圧が足りないので昇圧器が組み込まれています。
結果、すこし大きくなっています。
ピンアサイン(配線図)
ピン配列です。
交流型CDIピンアサイン(配線図)
直流型CDIピンアサイン(配線図)
ピンを見ると 交流型CDIと、直流型CDIでは1本ピン数が足りません。
単純にキルスイッチの信号線が無くなっています。
直流型CDIは電源をメインスイッチ(キルスイッチ)することでエンジンのON/OFFを制御できます
DAYTONA PROGRESS Racing CDI
直流CDIを購入した後、近所のアップガレージをぶらっと見ているとデイトナCDIを発見。
コレも直流のようで4ピン。
さらにデイトナ製品なので、中華製より信頼性は言うまでもありません。
しかもそれでお値段500円。
見た目はいろいろ剥げているところもあるけど見えるところに設置しないので動けばOKでしょ。
せっかく中華製を買ったのですが、中華製よりデイトナ製だよねぇ。
というわけで購入してきたのがこちら。
となりはロンシンのエンジンに付いてきた通常の交流CDIです。
コネクタが中華とはマッチしなかったので、使用されずにしまってあるCDIです。
せっかくなので友情出演
デイトナは放熱のためボディが全て金属で覆われています。
サイドにもヒートシンクが付いているので製品としても中華とはずいぶん差がありますね。
本来値段にずいぶん違いがあるので、当たり前ではありますけどね
このPROGRESS Racingは、対応機種のエンジン向けにチューニングされているとのことです。
ただこのCDIは中古で買ったためいったい対応機種が何なのかは知る術もない・・・
まぁ、中華ならフィーリングで動作するでしょ。
このPROGRESS Racing CDI、一見中華製と互換性のあるコネクタ形状ですが・・・
ピン配列はまったく別物なのでそのままポン付けをしてはいけません。
同じモノかどうかわかりませんが、ATV RUNSさんのページにも同様の(?)CDIについて書かれています。
とりあえず上のページの写真を参考に配列を変えてみました。
おかげ様で無事、問題無く動作しました
交換して違いってあるの?
結果、僕がいままで使っていた標準交流CDIからDAYTONA PROGRESS Racing CDIへの変更となりました。
試乗した感想ですが、そんなに劇的になにかが変わるようなことはありません
このCDIでは、イグニッションコイルへの電力強化や進角効果などは期待できます。
確かに劇的に変わるようなことは無いですが、回転をあげると回転がスムーズになった印象を受けます
若干エンジンの振動で微妙に違いがあるかなぁーという程度ですけどね
結果パワーの出方がスムーズになったような気がしています
最高速度が変わったとか何かはっきりとした違いがあるわけではないです。
まぁ、プラシーボ効果みたいなもんでしょうか。
何にしろ変わったような気がするっというのも中華には大切なファクター ではないかとおもいます。
小さいコトからコツコツとやっていくことが中華の醍醐味ではないかと
前回はジェネレーター発電について少し経験も交えてジェネレーターについて少し語りました
> 中華バギー(ATV) ジェネレーター発電について考える
今回からはそのジェネレーターからの発電をさらに強化するために少し改造を進めて行きたいと思います。
ロンシンは既に全波整流回路のジェネレータになっていました
基本よっぽど電気食う改造でも考えていなければこのままで問題無い程度の発電は行われております
僕は最終的に夜の走行も安心出来るようにHID化を目指したいと思いますので、一歩突っ込んで発電を強化していきたいと思います。
今回のプランはジェネレーターを改造して、発電量を多くすることを考えます。
簡単にできそうなプランとしていつもお世話になっている ATV RUNS のページ内で紹介されております、デュアルチャージコイル化をしようと思います。
幸いロンシンのジェネレーターは半月タイプのジェネレーターなのでデュアルチャージコイル化も問題無く出来そうです
改造を進める前にいくつか購入しなければならないものを揃えていこうと思います。
早速手を出したのはレギュレートレクチファイヤです。
ジェネレーターの発電量を増やしたときに心配になるのがこの部品です。
ジェネレーターからの発電は、交流電圧が発電されています。
その電力をレギュレートレクチファイヤで交流電流を直流に変換しつつ、電圧を約14Vの一定にします
発電量が増えるということは、レギュレートレクチファイヤの負担も増えることになります。
つまり、簡単に考えて負担が増えるということは発熱が増えると言うことになります
上の写真がロンシンのエンジンに付いていたレギュレートレクチファイヤです。
ぱっと見た感じでは、半波整流のものとまったく見分けが付かないですね。
半波と全波のレギュレートレクチファイヤでは、内部構造に若干の違いがあるだけで見た目からは判断することは出来ません。
もちろんピン配列も一緒です。
ただ、付属品だとジェネレーターからの発電を大きくしたときに対応が難しくなりそうなので、すこし大容量のモノを準備しました。
下の写真が全波整流大容量レギュレートレクチファイヤ です。
■全波整流用のレギュレターの購入はこちら >> 全波整流レギュレター
分解はしていませんが、おそらく内部の回路的にはロンシンのものと一緒な様な気がしています
なにせ中華製品ですから・・・過剰な期待は禁物です。
なら何で買った?と突っ込みがきそうですが・・・ 気分です。気分
ただ万が一内部の部品も大容量に対応した部品も使われていれば良いなぁという期待も込めています
ただちゃんと違っている点もあります。
僕にとっては選ぶべきポイントはココだったと言っても過言ではないです
放熱用ヒートシンクに気合いが入っています。
といってもサイドのヒートシンクが付いた程度ではあります。
しかし有るのと無いのでは放熱にずいぶんな違いが出ると思います
何にしろ、デュアルチャージコイル化をすることで発電も大きくなりますが熱量も通常より大きくなるはずです。
ヒートシンクは出来るだけ大きく、熱を逃がせるようにしてある方が安心です
何にしても発電量がアップして壊れなければ問題無しです
もし、壊れたら次は国産のバイクのものを買ってみます。
今回のパーツに関しては人柱感覚ですかねぇ
基本レギュレートレクチファイヤは、部品消耗が起こりにくいパーツ構成でできあがっているはずです。
もし故障を誘発されるのであれば、自己発熱による部品の劣化というのが考えられます。
結果、放熱を十分に行うわせることで冷却を安定されることがこのパーツにとって一番高効率で長寿命となります
これをバギーの水がかからない風通しの良い場所に固定すれば発熱に対しては少しは安心できるかなぁ
だいたいエンジンにはジェネレーターが搭載されていて発電を行っています。
最近電装系をいじっているので、この辺で発電系についてまとめておきます
最初の発電系でお悩みの方のなにかのご参考になればと思います。
バギーが納車されてからの相棒は、とにかくバッテリー上がりが頻発していました
>バッテリー上がりの対策やチェックなどはこちらから
中華バギー(ATV) バッテリー上がりについて
納車されて間もない頃は秋も深まって寒くなるという頃にもかかわらず楽しいのもあって夜も軽く走りにいったりしていました
我ながらかなり気合いの入っていた時期だなと思います。
まぁそのときは楽しくて寒さなんか忘れっちゃうんですよね
帰ってくると寒いけど
そのとき主にいじっていたのは足回りやエンジン周辺。
バッテリーがどうのとかは二の次でした
そもそもバッテリーがあがってもエンジン始動できない程度で、命にかかわるような重大な事象は起きないと考えたからです。
それを考えると優先順位はどうしても低くなってしまいます
ただ確かに事故には直結しませんが出先で始動できないっていうのは非常に困ります
コーヒーでも飲むかと思って自販機に寄ってエンジンを切ろうモノなら下手すりゃ再始動は出来ないっていう罠が
何度バギーを押してエンジンをかけたことか
そんなこともあって、この時期はだいたいエンジンは切らずに基本走っておりました。
アイドリングストップとか書いてあるコンビニなんかには間違えなく寄りません・・・
というか寄れません
そんな納車直後のLIFAN エンジン。
コイツがまたくせ者で夜前照灯を点けて30分ほど走って楽しんで帰宅。
翌日エンジン始動させようと、セルを回すと・・・
始動できるか出来ないかぐらいの弱々しいセルモーター音
夜の走行なんてもってのほか
前照灯を点けて走行しようモノなら、発電量より使用量の方が上回りただただ衰弱するのみ。
見事なぐらいに手間のかかるツンツンなエンジンでした。
まぁ中華だからなぁ。
日本語通じないからしょうがないかぁと思って毎日バッテリーを充電するというメンテナンスは怠らずにお世話をさせていただきました
このときのLIFAN エンジンのジェネレーターはスター型で半波整流回路です。
半波整流回路は簡単に言うと、発電しただいたい半分の電気を捨ててしまっている発電回路です
持った得ないなぁと思われそうですが・・・
バギーはバイクのエンジンの流用なわけで・・・それを考えると仕方がないことなんですね
キック始動式のバイクなどでは充電が間に合わなくてもたいした問題にはならないと思います。
エンジンが始動できてしまえばその後、ウィンカーだのブレーキランプだの、前照灯だのは走行しながら発電して点灯していれば問題無いのです。
結果それほどバッテリーの重要性は無いんだと思います。
ただバギーの場合はセルモータータイプなので致命的なのです
バッテリーの蓄電が少なくなれば、もちろんセルモーターを回すだけの力すらありません。
そのため納車後LIFANエンジンを使用し続ける場合は、ジェネレーターを全波整流回路に改造してレギュレート・レクチファイヤを全波整流のものに交換すればそれなりに改善されると思います。
とかなんとか言っていますが、その割にはLIFANエンジンにはキックペダルなんか無いんですけれどもね。
この潔さがやはり大陸の大らかさなんだとおもいます。
僕はジェネレーターの問題もそうですが、オイルにじみや、走行時のギャーギャー音、仕舞いにはトルク感が無くなるという致命的な問題も発生
(トルク感に関してはキャブの設定が全然出ていなかったためだと思いますが・・・)
それでなくても乗りたくて仕方がない時期なのに、コレではフラストレーションがたまりまくりです
これほど複合的な問題が出てくると改善していくのにも手間がかかってしまうので、友人の薦めもありエンジンを乗り換えてしまいました。
そのため LIFANエンジンは調教することなくお蔵入りとなってしまいました。
で、嫁いできたのがロンシンエンジン。
>エンジンの交換の記事はこちら
中華バギー(ATV) エンジンの交換をしてみる LIFAN から LONCIN へ
この子も中華製ですがBMWなどにも卸したこともあるとのことで、片言で英語が通じるようです。
この子となら多少のコミュニケーションが図れそうです。
さすがにBMWに嫁いだことのある家柄だけあって、あらかじめのポテンシャルが高いです。
はじめから全波整流回路となっています
気立てもよく、付属のキャブレターを接続して特に設定をいじることもなくすぐに動き出すというとても働き者な性格なようです。
LIFANエンジン実は初期不良じゃね???
と思ってしまうほど、ロンシンはとても素直なエンジンです。
下の写真はロンシンのジェネレータ
何となくスター型のジェネレーターの方が発電量的に強そうな気がしていました。
しかしなかなかどうしてこの半月ジェネレーターでもかなり良い発電を行ってくれます
もちろん全波整流回路というのも大きいと思いますが、エンジン交換後は一切バッテリー上がりは経験していません
日課だったバッテリーチャージもやらなくなったので、かなり手間がかからなくなってこのエンジン交換はいろいろな意味で大当たりな交換となりました。
この半月ジェネレーターのアイドリング時の発電電圧は 13.5V。
少しふかせば 14.3Vのレギュレート・レクチファイヤの規定値まで上昇します
前照灯を点け続けても、エンジンを吹かせば14V付近まではあがりますので夜の走行も問題無く出来るようになりました
このことで通常の走行にはなんら支障なく走行できるようになりました
だいたいバギーの整備やらなきゃいけない整備箇所もずいぶん消化して余裕が出て来ました。
そろそろ以前からやりたいと思っていた「前照灯HID化プロジェクト」をしたいなと思っています
HIDは最終的にハロゲンランプよりも省電力化が可能です。
ただいかんせんデリケートなやつです
HIDの突入電流なんていったらハロゲンなんて比べものにならないほど消費し、点灯中は電圧や電流を比較的安定させないとHIDバーナーにもバラストにも負担をかけてしまいます。
しかしその恩恵としては、なんといっても圧倒的な光量
そして安定発光を開始したHIDはハロゲンランプよりも省電力となります
ロンシンエンジンにして少しは発電系が安定して来たとは言え、それでもまだ余裕があるというほどではありません。
それでなくてもHIDも中華品質なのにそんな過酷な労働環境で働かせたらどんな手を抜くかわかったモンではありません
そんなわけで出来るだけ快適に働いていただけるような環境作りから。
HID点灯を目指して、発電系から強化していく作業に入ります
プロジェクタランプ計画は前々から計画していたのですが、なかなか実現させられませんでした
地味な作業ではありますが、光軸調整のギミックを考えると実現できるのか正直アヤシイ
しかも中華のライトにはステーなんか取り付いてません。
樹脂のライトリフレクターに電球がはまっているだけ
光軸も減った暮れもないですが、そもそも中華の残念な光りでは対向車に迷惑をかけることもないので全く問題無いのでしょう。
プロジェクタの取り付けを考え始まると
- プロジェクタの固定をどうするかとか。
- ってかそもそも樹脂製のライトカバーにどうやってステー取り付けるのさ?とか。
- しかも光軸の調整できないと大変だよなぁとか。
そんなコトを考えて居たらだんだん考えるのが面倒になってきて、失敗したらヘットライトはまた買えばいいんじゃね?と思ってトライです
幸いこのライトは安く売っていますので。
プロジェクタ搭載の前は車用のHIDが余っていたので、それらを使ってしまうかと何回も思ったのですが・・・
ただHIDにしただけではいまいちおもしろみが少なかったので、せっかくならプロジェクタでしょという運びになりました
こんなサイトに来てくださる皆様はきっとそうゆう方ばっかりでしょうから手がかかるほど可愛くなってしまうでしょう
買ったのはバイク用の少しちっさいものではなく、普通に車用プロジェクタなので加工には苦労しました。
プロジェクタはデカけりゃいいってものでもないので、車用を買った理由はあくまで迫力です
D2Yタイプなので、ハイビームとロービームに対応しています。
プロジェクタの光りは、光束がかなり強烈なので光軸の調節が出来るようにギミックを工夫して導入しました。
おかげさまでここに数日は会社から帰ってからずっと内職をしておりました。
この部分のアイデアをひねり出すのにホント苦労しました。
で、できあがったのがこれ。
なんかちょっとどっかのモビルアーマーっぽくなってきました
個人的にはアクセサリー的にもインパクトがあって大満足。
苦労しましたがやっぱり大口径のものにしてよかったです
プロジェクタ内部を赤色に光らせるかと思っていたのですが、ハイビーム、ロービームの切り替えのギミックもあるのでとりあえず内部は標準で付いていたCCFLの白です。
赤が似合いそうならまた変更してみます
イカリングはCCFLの青。
写真だと、わかりにくいですが実物は良い感じに青色です。
CCFLは、キー連動で点灯させていますがスイッチでもつけようかなぁ。
そろそろ付ける場所無いんだけど
中華のヘッドランプはいまいちだったので交換後のプロジェクタは感動的な明るさです
中華のヘッドランプの光りはあまりにも残念すぎるので写真は撮ってすらいません
そんなわけで比較できないですがプロジェクタの明かりはバギーには十分すぎるぐらい明るいです。
カットオフも綺麗に出ていますので、対向車への配慮は問題無いと思いました。
ただ車両が軽い分、凹凸でバンプしたときに目線に入るとアレなので、すこし下気味に光軸を調整しました。
あとおまけに牽引フックを取り付けました。
バンパー下のフックがそれです。
可動式のフックで、牽引時にもバンパーにヒットしないように組み付けました。
これでいざというときの中華のトラブルにも万事対応できます。
アクセサリー感覚で取り付けたつもりですが、コレに関しては役に立つ日が来ないことを祈ります
前回までにツインメーターの方は無事交換は完了いたしました
最後にハイビームとロービームの切り替えスイッチのインジケーターの動作について触れたいと思います
ツインメーターのハイビームとロービームのライトインジケーター機能があれば問題無かったのですが、ライトインジケーターはひとつのみです。
つまりハイもローも区別無いのが厄介なポイントです
しかしバギーの車両はハイビームと、ロービームのインジケーター信号には区別があります。
せっかく区別がある車両側ではありますが、ツインメーターではハイ、もしくはローのいずれかのみしか現させることは出来ません
さすがにそれでは不便なので、二つの方法が思い浮かびました
- ダイオードでハイビーム、ロービーム信号を混合させて一つのインジケーターで表現する
- LEDを増設してハイとローを区別する
両方の方法共にそれほど難しい作業ではありません。
一応両方とも簡単な解決方法を乗せておきます
ちなみに、僕は2番目の解決方を取りました
そりゃもちろん、多機能なのは素敵なことだからです
ダイオードでハイビームとロービームを混合させる
ツインメーターの仕様に合わせ、バギーからのハイ、ローの信号を混合させます。
ダイオードは 一般的なダイオードで、電子部品の扱っているところでしたらどこでも入手出来ると思います
仕様が満たしていれば、スイッチングダイオードでも問題無いと思います。
基本的にダイオードは、電気の流れを一方通行にする部品です
回路的には下図のような回路になります。
上記の回路で、期待どうりの動作をすると思います
ハイビームおよび、ロービーム点灯時にツインメーターのライトインジケーターが点灯します
それではもし仮に、ダイオードを入れずにそれぞれ混合させるとどうなるでしょう?
ツインメーター内のインジケーターは期待どうりの動作をしますが、車両のヘッドライトはライトをオンにするとハイビームとロービームと両方が同時に点灯します
これは僕自身試したわけではないですがおそらくそんな動作になることが予想されます。
それを防止するためにダイオードで電気の逆流を押さえます
ツインメーター内部にハイビーム専用のインジケーターを増設する
こちらの方法はさらに簡単です。
単純にLEDを増設させます
この方法には、ダイオードなどのパーツも必要有りません
電線ケーブルとLEDのみで完成します。
まずは、LED電球を加工します。
前回までに作っておいたT-10型のLEDランプに、新しいLEDを追加します。
LEDは緑色の爆光LEDを入れておきます。
上記の写真は、青色のラインが出ていますがこちらが新しく増設したハイビーム用の+端子になります。
LEDのGNDはインジケーターのGNDと共用します。
LEDは、改造前は左右に並んだLEDでしたが、4灯にするために上下に追加の2灯を増やして十字の形になるように作りました。
作ったLEDをツインメーターにセットします
一個だけなんかLEDが多いのがありますね。
そのLEDが4灯になったライト用LEDです。
LEDをセットして先ほどの青色のラインをツインメーターのコネクタ付近まで伸ばします>
僕は、ハイビームを緑色、ロービームを青色となるようにそれぞれ接続しました。
ツインメーター内のライトインジケーターは青色のフィルムが貼ってあるため、内部で白色LEDを点灯させると青色に光って見えます。


このように白色で照らすと青色に光っているように見えます。
では、明るい緑色のLEDを内部で点灯するとブルーのフィルムは一体どのように見えるでしょうか・・・
完成したツインメーターです。
早速インジケーターを点灯してみます。
これは白色LEDの光源が青色フィルムで青色に見えます。
では、緑のLEDを点灯します。
はい、そのまま緑で表現されるんですね
光の3原色からすると、青+緑=水色ですがあくまで光りと光りが混ざり合ったときの場合です。
光源が緑で、フィルターが青の場合、単純に緑の波長はフィルターを通るという現象のためそれほど影響を受けなかったわけです。
以上で、ツインメーターのライトインジケーター増設が完了しました。
ライトインジケーター自体増設すると手間がかかりますが色で区別させるというのはなかなかアイデアモノだったなぁと思います
■ヤフオクのメーターの購入はこちらから >> バギー用のメーター
なかなか記事を書く時間が捻出出来ないで居ます。
バギーでいじりたいところとか書いて行きたいところはいっぱいあるのですが、今年の年度末は・・・
ちょっと記事にするペース下がっておりますが、バギーいじりは順調に進んでおります
ツインメーターの分解
前回までに意気揚々とツインメーターに変更をしたわけですが・・・
ツインメーターのインジケーターの電球がやたら暗くて日中などは点いているのか点いていないのかさっぱりわからない
ってか、これじゃ意味ないじゃーん、というわけで高輝度LEDに変更してみたいと思います。
まずは分解前にツインメーターを視姦していきますw
表面はなかなかそれなりの外見ですが・・・
この裏側のやっつけ配線がなかなかすごい
暇があったら、 全部配線を引き直したい気分です
作業しやすいようにメーター部分を分離させました
ボルトで止まっているだけなので、外せばすぐに分離します
さて、それではLEDを交換するインジケーター部を見ていきましょう。
まず、最初に素敵な状況が伺えるのはシフトポジションインジケーターの裏の配線
写真のように既に一本が素敵なサムシングが起こっています
調べたところ、この一本は切断状態で 問題無いことがわかりました
ってか仕様なら紛らわしいケーブルを出さずに結線すらしなければケーブルの無駄もなくなるだろうに・・・
このあたりが大陸の 大らかさを感じます。
見る角度を変えると・・・
その緑/赤のラインの行き先が無くて問題無いのはわかった。
だがしかしっ 黒/赤の微妙に繋がっているっぽいラインはどうなんだ
とりあえず、コレは繋がっているモノが切れかかっているのでちゃんと半田付けをして、熱収縮チューブをかぶせて直しておきました。
焦って修理してしまったので、このラインの役割は調べるのは忘れていました
切れかかっているラインもある可能性もあるので、皆様使用前点検をオススメいたします
中華製は、本題に入る前にいっぱいネタを落としてくれるからたまりませんね
さて、インジケーターベース部分ですがこれは単純にゴムの土台にT-10型の電球が刺さっているだけです。
そんなわけで、電球を引っこ抜けば簡単に抜けます。
引っこ抜いた電球はこんな感じ。
一般的なT-10型で、電圧を与えて光らせてみても確かに国産電球よりは暗く感じます。
しかしただでさえバッテリーに不安のある中華バギーに、消費電力が高い電球よりやっぱり、LEDでしょ
ってわけで、どこのご家庭にでもだいたい予備のある(大嘘)超高輝度LEDを使用することにしましょう
必要かどうかは別にして・・・とりあえずストックで
このぐらいは用意してあると、不慮の電飾追加にも対応出来ます。
色も白、赤、アンバー、青、緑あたりがあればだいたいどんな無茶な要望にも即 対応OKですね。
あんまり、LEDでぴかぴかさせると、ヤ○キーみたいと言われたりしますがみんな誤解しています
これはアートです
統一感を出すためにLEDを使用して美しく電飾を付けているのにみんなどうしてヤ○キーっぽいと言われるのが不思議でなりません。
ネオン管とか、重低音に合わせてビカビカさせたりとか、ご近所に迷惑をかけるような改造はしたりしません。
ちょっとだけカッコイイなぁとか思ったりしていないんだからねっ(ツンデレ)
あくまで紳士的な改造なつもりのです
さて、余談はこのあたりにして本題に・・・w
LED改造
使用するLEDは、白色 広角30度 280000 mcd程度の輝度を持つLEDを2個使用します。
また、 電圧電流制御には面倒なのでCRD 12~18mAを使用して直流接続で結線します。
白色LEDは、20~25mA程度が限界なのでマージンを取って約15mAで十分と判断。
作った回路がこんな感じ。
あとは、T-10のウェッジベースにはめ込めば自作爆光LEDの完成です。
直視出来ないぐらいまぶしいです。
そのくせ消費電力の高い電球は、この明るさなんですからLEDの使いどころさえ間違わなければ省エネなのは間違いないですよね
まぁ、このLEDは30度で光束が集まっているので爆光なわけですけど、こういったLEDはインジケーター用にはもってこいですね。
それをインジケーターカバーをかぶせて点灯試験。
申し分のない光量ですね
あとは、必要個数分同じモノを増産していきます。
あとは元通りにすれば完了です。
こんなメーターではありますが
■ヤフオクのメーターの購入はこちらから >> バギー用のメーター
次回は、ローとハイビーム用インジケーターについての記事を書きます
標準のメーターには、タコメーターの機能などは付いていなかったので必要無いのですが、新しいツインメーターにはタコメーターも標準装備です
今回は、タコメーター用に回転パルス信号を取得します
タコメーターはエンジンの回転数を取得してメーターに反映します。
つまり、エンジンの回転数を取得する必要があります
信号はパルス信号で入力する必要がありますので、 これは単純にCDIからイグニッションコイルへの信号がそのまま使えると思います
イグニッションコイルへ伝わったパルス信号は、エンジンに刺さっているプラグに電圧を上げて流します。
その伝えられた電力によりプラグ先端でスパークを起こし、これによってエンジン内部の混合気を起爆させピストンを動かします
これを連続させることでエンジンが回り続けます
つまり、1回の爆発にはCDIからの1パルスが必要になるためこの信号はそのまま回転パルスとしては適切であると言えるでしょう。
とまぁ、うんちくを軽く書いてみましたがなんてことはありません。
イグニッションコイルに伸びている2本のラインのCDIからのラインを捕まえてあげます
中華のお約束で、緑色はGNDなのでCDIからの信号は自ずと黒/黄のラインになります。
そすがにこれだけイグニッションコイルに近い位置から分岐させるのは、ケーブルにとっても具合が悪いのでガソリンタンク下から分岐させました
エレクトタップを挟むので取りやすければどこでも良いと思います
写真のように黒/黄のラインにエムクトタップを噛ませ、ブルーのラインでメーターメインハーネスの回転パルスラインに接続しました。
しかし中華のケーブルはどれもこれも品質が悪いので、極力エレクトタップはオススメしません。
中華品質のケーブルにエレクトタップを噛ませても接触不良が発生する可能性があります
そもそもエレクトタップ自体僕自身信用していないくせに、楽ちんなのでとりあえず使ってしまいます
僕のケースだとたまたま組み合わせが良かったのかここのラインでは今のところ接触不良などは発生していないようです
何にしても、面倒でなければせめてギボシ端子を使って分岐させるのが良いと思います。
僕は後日ラインのハーネスは作り直すそうとおもっているので、暫定処置です・・・と言い訳をしてみます
と、思いつつ不具合が出ないと後回しになってしまってなかなか重い腰を上げられないんですよねぇ・・・