バッテリー上がりの前に
まず、このマシンのバッテリー上がりですが結構頻発します。
特に整備期間中はツーリングに行くことも出来ませんので、バッテリーを浪費していくことが多いと思います。
とりあえず、僕はバッテリー充電器を買いました
バッテリー電圧が下がるまでバッテリーを使い続けると今度は充電しても使えなくなります
バッテリー自体が駄目になってしまう前に購入しておいた方が良いと思います。
安さ一番(小型専用) | この値段で車のもOK | どうせならデカイのを | 充電は出来ないけど緊急 始動が出来るバッテリー |
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バッテリー充電器はバイク用の小さい容量が充電できる充電器を必ず使用する必要があります
このバギーのバッテリーは6.5Ahです。
そのため一口に充電器と言っても車用だと20Ahからじゃないと充電のできないもの結構あります。
上の物はすべてバギーのバッテリーも対応して、高い物は車のバッテリーにも対応しているものをチョイスしました。
最後のは充電機能はありませんが、バッテリーが上がってしまったときの予備始動用のバッテリーです。
もちろん車にも使えますので、あると便利です。
なんだかエアーコンプレッサーも付いているようです
バッテリー上がりの原因 すべての機能が正常の場合 (仕様的要因)
すべての機器が正常だった場合バッテリー上がりの原因は単純で、消費と充電のバランスが取れていないためです
中華バギーでももちろん発電用ジェネレーターはついていますが、半波整流器が搭載されています。
この半波整流だと本来の半分の効率でしか発電された電力を取得することが出来ないあまり効率の良くない発電方法です。
※全波への改造の記事も書いていますので興味の有る方はそちらもご参照下さい。
>> 中華バギー(ATV) ジェネレーター発電について考える
>> 中華バギー(ATV) 全波整流回路用大容量レギュレートレクチファイア
>> 中華バギー(ATV) デュアルチャージコイル化の考察とフライホイール確認
>> 中華バギー(ATV) デュアルチャージコイル化 組み付け編
おそらく全波整流に変えてあげるだけで発電は飛躍的に改善されると思います。
これは僕自身の次のやらなければならないことだと思っていますので落ち着いたらこれを全波整流に改造したいとは思っています。
無改造のバギーでは、
・整備なしでは走行できない
↓
・整備中エンジンかけられてもアイドリングのみで充電できない
↓
・整備が正しくできているか確認のためキースイッチを回してまたまたバッテリーのみを浪費
というバッテリーが上がるしかないジレンマがあります。
そんなジレンマもバッテリー充電器でまめにメンテナンスをすることで解決出来ます。
ちなみに、乗車できるようになれば基本的にバッテリー上がりが少なくなります。
しかし、夜の走行が多くライトを付けたりするなどの乗り方をすると消費電力が多くなりバッテリー上がりが予想されます。
夜は乗らない、毎週数10キロ近く走行する、などでしたら問題は無いと思います。
全波への改造はそれほど難しくないはずなので、作業された方が確実にバッテリー上がりは少なくなると思います。
バッテリー上がりの原因 機器の故障
中華バギーは初期不良というのもかなり多いマシンです。
そのため充電しない原因は、上記の仕様的要因の他に部品が壊れている可能性があります。
この場合はどこが故障しているかを確認しなければなりません。
それを調べる方法をまとめてみました。
- エンジンをかけてバッテリー端子にテスターを当てる。
正常の場合 アクセルを開けて電圧が上がれば正常です。
不良の場合 アクセルを開けても電圧が変わらなければどこかに異常があります。 下の2番をチェック - ジェネレーターからの発電を確認する。
ジェネレーター からきているラインにテスターを当てて電圧があるかどうかを確認します。
ジェネレーターの発電ラインは、レギュレーター・レクチファイヤ の発電機のコネクタから電圧を調べるのが比較的簡単です。
ピンアサインは前の記事 中華バギー(ATV)のレギュレータ・レクチファイア 点検確認 を参照してください。
正常の場合 レギュレータ・レクチファイヤに異常があります。
中華バギー(ATV)のレギュレータ・レクチファイア 点検確認を見ながら機器のチェックをしてください。
不良の場合 ジェネレーターかラインに異常があります。下の3番をチェック - ジェネレーターからレギュレーター・レクチファイヤに至るラインに異常があるかを調べる
テスタで正しくジェネレーターにまで導通しているかを調べてください。
特に中華コネクタは接触不良に定評があります
正常の場合 ジェネレーターに異常があります。
不良の場合 不良箇所を修正して導通させてください。引き直しをオススメします。
上記の内容で診断することが出来ると思います。
全波整流化についてはまた僕の方で試したあとに書かせていただきます
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