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さて、前回までに作ったバルクヘッド自作鉛プレートですが、実車投入します。

ちなみに部材が鉛を使ったことで一番気になる重量です。
あのプレート1枚で5Kgになります orz
一応計ってはみましたが・・・こんなもんつけて大丈夫かと心配になりますw
結構重いです^^;;
高速でラップタイムを競うようなことでもしなければ問題は無いとは思います。
ちなみに、これを取り付けた程度では燃費にはまったく影響はありませんでした。

まずは、プレートを装着する前に吸音スポンジをまずは施工します。
4センチの厚さがあるので、これもバルクヘッドに装着しやすいサイズと形にカットしてセットしていきます。
基本的にはすべてを覆うように、かつそれぞれ細かく切らないで繋がった物を作ることを心がけていきました。
DSC00884.JPG

ちなみに、バルクヘッドのエンジンの部分にはスポンジの上に遮熱材を施工しました。
スポンジは、単品でライターで火をつけてもこのスポンジは燃え出すことはありませんでした。
さすが耐熱吸音スポンジ。
ただ、さすがにそのままでは精神衛生上宜しくないので。

ついでにこの上でエンジンもかけてみましたがそれほどの違いはありませんでした。
確かに高音ノイズは軽減されていますが、低音ノイズは全くといって良いほど通しますw
この吸音スポンジの特性を見ると中高音からの効果が高いので、グラフどうりの効果だと思います。

予めそれを読んで低音を遮音するための自作プレートですw

さて、ではいよいよプレートを取り付けてみましょう。

DSC00899.JPG

無事、ぴったりとはまりましたw
しかも、引っかかるように考えた穴などもばっちり最大限の効果を発揮するように引っかかってくれています。
重量が5Kgもあったのでしっかりマウントできないと心配だったのですが、これなら全く問題ない感じです。

さて、これを装着した時の効果ですが・・・

すっごい効果覿面です。

さすがに、これだけの重量物を装備させれば効くに決まっていますねw
エンジン音はかなり遠くなり、走行時はエンジン音よりロードノイズの方が大きく感じます。

高速道も走行してみましたが、やはり同様にエンジン音よりロードノイズが気になる感じ。

以前は速度が増すにつれてエンジン音が気になっていたのですが確実に静かになっています。
これに関してはかなり安く施工した割にあまりの効果に大満足です。

で・・・終わろうと思いいつつ・・・
おまけにこんなんも買ってしまいましたw

DSC01240.JPG

ちょいと高いですが、これはどこのサイトでも評判が良かったので・・・
これをバルクヘッドに取り付けた自作プレートに全面的に貼り付けます。

遮熱性が強いので基本的にエンジンまわりに使用できるように設計されているようです。

効果の程は、そこそこです。

変わったと言えば少し変わった気もしますが・・・
期待したほどではないです。

そもそもがかなり静音化に成功していたのに、鉛以上の効果はさすがに無いですね。
そもそも音の周波数特性上低音が主なことはなんとなく分かっていますし。

これがガソリンエンジンだったらまた答は違うんだと思いますけど。

 

これらの施工でエンジン音はアイドリングはかなり小さい音になって、アクセルを踏まなければエンジン音は気にならない程度ぐらいまでになりました。
高速走行中も声が聞き取りにくいとかいうことも少なくなりました。^^

 

ただ、場所が場所なのでこちらを参考にされる方は十分考えてから作業して下さいね。
下手をすると大変な事故に繋がる場合もあります。
十分に注意して、安全には心がけてくださいね。

バルクヘッドの静音化 鉛の加工


鉛は、前の記事でも書きましたが人体に入るのは非常に危険です。
しかも、鉛は簡単に酸化します。
酸化した鉛の白い粉は飛散しやすくなり特に危険です。

しかし、直接口に入れるようなことさえしなければ危険は無く、触る程度は特に問題ないそうです。
実際鉛は生活の至る所で使われています。
鉛フリーハンダとかはよく耳にしますが、鉛はハンダに含まれていたりします。
もちろん車にも使われています。
適切に処理してあげれば鉛の特性によってとても有用な素材となります。。

とくに手軽に音を遮断するのにこれほど良い素材はありません。
防音パーツを扱っているメーカーさんからも鉛を加工した商品は出ています。

そんなこんなで手軽に加工する方法を思いつきました。
その手順を書いてみます。

1.バルクヘッドに合うようにカットする

DSC00885.JPG

エキスパートでは、こんな形がバルクヘッドの突起に引っかかって脱落しないベターな形です。
上の写真は0.5mmの鉛シートです。

2.レジェトレックスも鉛よりちょっと大きなサイズで切る
DSC00887.JPG

まずは、レジェトレックスの上に鉛シートを展開し軽く罫書きをします。
このとき鉛よりも全体的に大きく切ります。

そして、レジェトレックスはそれと全く対称のシートを切り出します。
対称の物は鉛と同じサイズでもかまいません。
DSC00890.JPG

切り出されたレジェトレックスと鉛シートです。
レジェトレックスは対称のものを作ってそれぞれの鉛とのサイズが異なっているところがポイントです。

3.レジェトレックスの剥離シートを剥がして鉛シートを貼ります。

DSC00893.JPG

鉛シートを乗せると上のようになります。
僕はこの上から、家に余っていたもう1枚の鉛シートを置いていきました。
鉛シートの厚さは1mmとなります。

上のように、レジェトレックスが鉛より1サイズ大きく切り出しています。

4.対称レジェトレックスを貼り付ける
DSC00895.JPG

対称側のレジェトレックスは鉛シートと同じサイズなので、上の写真のように鉛シートを完全に密閉します。
このとき、鉛シートがはみ出ないようにして下さい。

これで鉛の酸化を防ぎ、鉛に直接触れる危険性を減らします。
市販されている鉛シートなどをみますと鉛にアルミシートを貼るなど上のような加工がされていましたのでそれを参考に巨大な鉛シートを作りました。

あとは、上のシートが車両に簡単に設置出来ればいいのですが・・・

バルクヘッドの静音化 準備編


バルクヘッド、それはエンジンルームと室内空間とを隔てる隔壁である。

ディーゼルエンジンはお世辞にも静かなエンジン音とは言えない。
さすがに一昔前のディーゼルに比べたら格段に静かになっているのだろうが・・・

そこで、静音化して室内環境を向上させたいと思い立った。

といっても、正直バルクヘッドの下手な加工は大変危険である。
何しろエンジンルームはとても過酷な環境なのだ。

・エンジンからの熱
・外界からの風、雨など
・メカニカル部分への干渉による不具合の危険性

などなど、おそらくはっきりいってやらない方がいい気はするw

だが、もうあらゆるところをいじりすぎて手軽に実現出来るような場所がこれしかないのと正直高速をのったときの音の大きさにはうんざりだった。
そこでいろいろ慎重に事を進めて無事そこそこ満足できるレベルになってきたのでレポートを書いていきたい。

まずは準備するもの

吸音スポンジ
DSC00916.JPG

DSC00918.JPG
 もちろん、厚ければ厚いほど効果は高い。
しかし通常このてのスポンジは非常に燃えやすい。
僕は耐熱性の優れ吸音性も優れた物をチョイスした。
2000mm×600mm×40mmを4枚買って3500円。

お買い得だったw
逆にバルクヘッドだけだともてあすので注意。

鉛のシート

DSC00885.JPG

 

鉛含有量99%のほぼ純鉛を使用した。
本来なら鉛フリーとか言って使わないのが常だが・・・
正直これより安く、また遮音効果に優れたものは他に見つからなかった。 

自宅に、2000mm×400mm×0.5mmのが余っていたのでそれを利用。
また2000mm×600×0.5mmも購入。
2枚重ねてトライしてみた。
もともと家にあった物が切り刻まれていたためでちゃんとしたものを一枚買っておきたかった。

鉛についてですが、通常この金属は猛毒とされます。
鉛鉱毒などはあまりにも有名な話です。
摂取した瞬間は別段何もおこりません。
しかし人体に入ると排出されにくく、また鉛特有の倦怠感など成人病によく似た症状が現れると言われています。
とくに、鉛が酸化したときの白い粉は、飛散しやすく非常に危険とされています。

このままでは、直接触ることのないバルクヘッドでもメンテナンスする人はいるわけなので安全になるように加工して利用する。

とりあえずバルクヘッドの突起物などにうまく引っかかりやすい形にカットしたが上の写真である。

・レジェトレックス

言わずと知れたデッドニングの代表パーツ。
ブチルゴムにアルミの鉄板が張られています。
切ったりはったりが容易なのでとりあえず素人でも扱いやすいアイテムです。

 

・ゼトロ吸音シート


DSC01240.JPG
これはちょっとした高級品。
しかし、遮熱・吸音効果はピカイチである。

420mm×250mm×10mmが4枚購入。
これは東急ハンズで、2枚2310円ぐらいで購入した。

 

以上の部材を使ってバルクヘッドの静音化を進めていきたい。



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