中華バギー(ATV) 直流CDI DAYTONA PROGRESS Racing CDI と 中華CDI
今回はデュアルチャージコイル化の際に取り除かれるエキサイターコイルを外す準備としてCDIを交換を検討します
エキサイターコイルを外すことでCDIの電源が交流から直流に変更となるため、デュアルチャージコイル化をするためにはCDIの変更も必要になります。
CDIについて
中華バギーに付いている交流用CDIの役割についてまとめます。
- ジェネレーター(エキサイターコイル)からの電源を確保
- イグニッションコイルに流すための電源をチャージ
- ピックアップコイルからの信号をタイミングにチャージした電源をイグニッションコイルに放出
最近はデジタルCDIなどもあり、点火ポイントをCDI内部でより高効率なタイミングにして出力するモノもあります
ただ中華製はきっと基本的なCDIの動作をしているのではないかと思います。
標準でついているの中華製はもちろん交流型CDIです。
これではエキサイターコイルを外せないので直流CDIを準備します
直流のCDIは楽天でも売っています。
もちろん定番の中華製品です
購入したCDIを直流と交流を比較してみましょう。
そんなわけで直流型CDIの方がでかいですねぇ・・・
直流型には、交流型で必要がなかった回路が必要になっています。
直流型にはDC/ACインバータや、12Vではイグニッションコイルに送る電圧が足りないので昇圧器が組み込まれています。
結果、すこし大きくなっています。
ピンアサイン(配線図)
ピン配列です。
交流型CDIピンアサイン(配線図)
直流型CDIピンアサイン(配線図)
ピンを見ると 交流型CDIと、直流型CDIでは1本ピン数が足りません。
単純にキルスイッチの信号線が無くなっています。
直流型CDIは電源をメインスイッチ(キルスイッチ)することでエンジンのON/OFFを制御できます
DAYTONA PROGRESS Racing CDI
直流CDIを購入した後、近所のアップガレージをぶらっと見ているとデイトナCDIを発見。
コレも直流のようで4ピン。
さらにデイトナ製品なので、中華製より信頼性は言うまでもありません。
しかもそれでお値段500円。
見た目はいろいろ剥げているところもあるけど見えるところに設置しないので動けばOKでしょ。
せっかく中華製を買ったのですが、中華製よりデイトナ製だよねぇ。
というわけで購入してきたのがこちら。
となりはロンシンのエンジンに付いてきた通常の交流CDIです。
コネクタが中華とはマッチしなかったので、使用されずにしまってあるCDIです。
せっかくなので友情出演
デイトナは放熱のためボディが全て金属で覆われています。
サイドにもヒートシンクが付いているので製品としても中華とはずいぶん差がありますね。
本来値段にずいぶん違いがあるので、当たり前ではありますけどね
このPROGRESS Racingは、対応機種のエンジン向けにチューニングされているとのことです。
ただこのCDIは中古で買ったためいったい対応機種が何なのかは知る術もない・・・
まぁ、中華ならフィーリングで動作するでしょ。
このPROGRESS Racing CDI、一見中華製と互換性のあるコネクタ形状ですが・・・
ピン配列はまったく別物なのでそのままポン付けをしてはいけません。
同じモノかどうかわかりませんが、ATV RUNSさんのページにも同様の(?)CDIについて書かれています。
とりあえず上のページの写真を参考に配列を変えてみました。
おかげ様で無事、問題無く動作しました
交換して違いってあるの?
結果、僕がいままで使っていた標準交流CDIからDAYTONA PROGRESS Racing CDIへの変更となりました。
試乗した感想ですが、そんなに劇的になにかが変わるようなことはありません
このCDIでは、イグニッションコイルへの電力強化や進角効果などは期待できます。
確かに劇的に変わるようなことは無いですが、回転をあげると回転がスムーズになった印象を受けます
若干エンジンの振動で微妙に違いがあるかなぁーという程度ですけどね
結果パワーの出方がスムーズになったような気がしています
最高速度が変わったとか何かはっきりとした違いがあるわけではないです。
まぁ、プラシーボ効果みたいなもんでしょうか。
何にしろ変わったような気がするっというのも中華には大切なファクター ではないかとおもいます。
小さいコトからコツコツとやっていくことが中華の醍醐味ではないかと
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