中華バギー(ATV) プロジェクタヘッドランプ化 電気配線・車両に取り付け
最後に車両にプロジェクタの取り付けを行います
プロジェクタの加工はライトユニットにのみ加工をしていますので、搭載自体はポン付けOKな状態
あとは、電気的な配線のみです。
普通自動車だったら別段このバラストとイグナイターの大きさは特出するべきところではないのですが。。。
取り付け場所が限定されているバギーではこのバラストの小ささはかなり大きなポイントではないでしょうか
この大きさのおかげで、改造したプロジェクタユニットのすぐ直下のケーブルボックス内にこのバラストとイグナイタを収納することが出来ます。
HIDユニットは消費電力が大きいので、リレーユニットと一緒になっていました。
バイキセノンタイプなので、HIとLOの切り替えもこのリレーユニットで制御しています。
取り付ける配線は、
- バッテリー+
- GND
- Hiビーム信号 (+12V)
- Loビーム信号 (+12V)
だけで点灯します。
元々のコネクタは、車のH4コネクタ規格になっているようのでコネクタはバッサリカット。
その辺で売っている、4ピンコネクタに変更しました。
ライトの信号線は、元々のライトのコネクタからそのまんま引っ張ってきます
もともとのライトカウル付近にあった、Hi、Lo、スモール、GNDのコネクタです。
結果的に言うなら、Loの信号は必要無いかも知れません
上で説明した内容にLoの信号が入っているのですが、そのまま入れると欠点があります
コレは物理スイッチの欠点ではあるのですが、「Lo ←→ Hi」を切り替える時に一瞬、LoでもなくHiでもないスイッチの隙間があります
つまり両方とも0Vに落ちることになりますので、その場所ではHIDが消灯します
HIDの点灯の仕組みをご存じの方は消灯、点灯の繰り返しがHIDバルブにとって良くないことであることはお分かりだと思います。
これを頻繁に繰り返すと、あっという間にバルブが天に召されます
そもそもHIDが長寿命とうたってるのに、半年やそこらで逝かれたら、コストパフォーマンスが悪すぎます
※ちなみに、最近ではこの切り替えにも対応したHIDユニットがあるようです。
僕の購入した中華であろうHIDには、ほぼ間違えなくそんな機能は備わっていないだろうと思いますのでやりません。
高速でスイッチを切り替える習慣があれば良いのかも知れませんが、人間がそれに対応するのではあまりにもスマートではありません。
というわけで、対策を考える訳ですが、これは12Vのc接点リレーがあればこの問題を解決出来ます
図中オレンジ色のユニットがc接点リレーです。
このように車両からLoの信号は受けていません
ポイントとなるのはLoの代わりにスモールを受けているところ。
スモールは、Loの時12V、Hiの時も12V、LoのHiの間であっても12Vとなり、ライト点灯時は必ず12Vになっている信号です
これを使ってHIDユニットへの灯火信号とし、車両のHi信号を使ってc接点のリレーの切り替えを行います。
結果Lo、Hiの切り替え時であっても瞬断することなく違和感なく切り替えることが出来ます
あとは車両側に、ユニットを押し込んでっと。
バラストとイグナイタをこのライトカウル裏に押し込んでもこのサイズ。
あとは、カウルを戻せば・・・
はい、出来ましたー
ナニコレ、マジヤバイ、カッコイイ
作っているときからニマニマが止まりませんでしたが、出来上がるとさらにヤバイです。
イカリングの青が良い色で光ってくれます
ちょっと若干暗くなってからの撮影だと・・・
目力が強いよっ
はじめはイカリングの色を赤い色にして真面目にモビルアーマーっぽくすることも考えて居たのですが・・・
そんならCCFLだけ買い直せば良いだけなので、 まずは青にしてみました
何となく青の方がクールなイメージで個人的には好きなので。
写真では 白っぽいですが、かなり青です。
日中も写真では弱そうですが、しっかり光ってずいぶん目立つ感じです
最後にプロジェクタ明るさです。
な、なにこの明るさ
デフォルトの中華のアヤシイ電球の光りなんか比べものになりません
さすが車用のプロジェクタ・・・ 35Wというのもありますがかなりの明るさです
周辺がどんなに暗くてもコレがある限り恐怖に感じることはないでしょう
プロジェクタヘッドライトらしいかっちりとしたカットラインも出ています
いやぁ、真面目にこの改造はかなりの満足感と、やり甲斐がありました。
ただ、よく見ていると相棒ですが・・・
どうも前から見た表情がいまいち締まりがない気がしてしまいます・・・
あのウインカーの部分とか、バンパーの左右の空間が・・・
もうココまでやったら最後まで納得するまで突き詰めてやります
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