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中華バギー(ATV) フレーム固定式 フットブレーキ化 ブレーキのエア抜き

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もうホントこのマシンのブレーキラインのエア抜きは時間ばっかりかかっていっこうに先に進まないので大っ嫌いです

エアーが出なくなって、少しブレーキラインも堅くなったかなぁ・・・と思っても時間が経つとスッカスカ
もしかして僕のやり方がわるいんじゃね??
ってずっと思っていたんですが、どうもその構造に問題があるような気がしてなりません

ホースが透明でも無い限りエアがどこにあるかはわからないので結果憶測でしか今のところ語れないのがどうにも歯がゆいです。
普通にシュコシュコ抜くだけだと何度やってもダメ
そんなわけで方法を変えてキャリパー側からフルートを入れる方法に切り替えます

この方法は「中華バギーとの付き合い方」で紹介されている方法を元に作業しました。

ブレーキライン全バラシ

ブレーキライン全バラシ

まずはブレーキラインから綺麗にブレーキフルートを抜きます。
キャリパーの中からもフルートを抜いておきました。

 

ブレーキラインの組み立て

ブレーキラインの組み立て

次にブレーキのラインを全て組み立てて、マスターシリンダーを高い位置に置きます。

写真ではすべてが石の上にのってますが石の高さ約90cmほどあります。
キャリパーは石の下に置いてマスターシリンダーは高い位置にセットします。
このキャリパーからのフルート入れにおいてこの高さは一つのポイントなんだと思います。

100均で買ってきたポンプボトルにフルートを入れる

100均で買ってきたポンプボトルにフルートを入れる

ポンプボトルにフルートを入れますが、写真の程度の量では全く足りません
さすがにキャリパー二つにリザーブタンクを満たすわけですから、このボトルにして3分1以上から半分程度の量は必要になります

後は下に置いたキャリパーの片側のブリーダーバルブに繋ぎフルートを入れていきます。。。
このときエアが混入しないようにポンプを慎重にゆっくりと操作することがポイントですね

 

とまぁ、これで本来は上手くいくはずです。
それでも、僕の場合は上手くいきません

いったい何が違うんだ・・・
思いつく範囲で憶測でを巡らせると問題はダブルキャリパー構造なのではないか??

たぶんキャリパーが一つだったら何の問題も無かったと思います。
しかしダブルキャリパーのこのブレーキはホースの中間で二股に分かれるという構造。

仮に下からフルートをいれていっても片側が満たされた後、ラインの途中で二股になったのではそこからもう片方のキャリパーを満たそうとします。
これでは結局上からフルートを満たそうとしているのと大差変わらないですよね

 

ダブルキャリパー用の二股ユニット

ダブルキャリパー用の二股ユニット

このユニットで二股にしますが、どうにもエアの抜けが宜しくなさそうな形をしているような気がしてなりません
おそらくはこの構造が悪さをしてエアの抜けの悪さを引き起こしているのだと思います。

下から入れても、上から入れても全く駄目駄目なブレーキユニット。

 

結局上の仮説を証明するように下記の方法で一発でエアかみのないラインを作り出すことが成功しました

まず、ブレーキラインを組み立てます。
これは上の手順と一緒です。
ただ、ここからが違います。

上で紹介した二股ユニットで左右のキャリパーにラインを分けていますが、ここで一手間かけます。

右でも左でもどちらでもかまわないですが、最初にフルートを満たすキャリパーを決めます。
決めたら、二股ユニットのバンジョー部分を緩めておきます。
そしたらそのキャリパーのブリーダーバルブに先程のポンプを繋ぎフルートをポンプで入れていきます。

ある程度フルートを入れると緩めたバンジョー付近からフルートが漏れ出します。
そうすれば今フルートを入れたキャリパー内はフルートに満たされたはずです。
二股の所のバンジョーをしっかりと締め、ブリーダーバルブからポンプを引き抜きブリーダーバルブを閉めます。

次にその反対側のキャリパーから本格的にフルートを入れます。
これでリザーバータンクを満たすほど入れば、ほぼエアかみの内ラインができあがっています。
数回ピストンをすればもうガッチガチです。

大型バイクもダブルキャリパーの車両もありますが、あの手の車両ってだいたいマスターシリンダーの根本付近からバンジョーを使って二つに分けています。
まぁあれなら構造的に上からフルートを入れてもマスタシリンダーから均一にラインが別れていればエアがかむって症状も少なくなりそうです。

もしかしたら、このTの字を模した二股ユニットもY字であればずいぶんエアが抜けやすいかも知れませんね

何にしてもエアかみの問題についてもずいぶん原因が見えてきたのは何よりだったと思います
さて、今度は新しいブレーキユニットを着手するぞっと。

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