天気が良ければ昼間の桜も撮りに行きたいのですが・・・
ここ数日すっきりと晴れる日が少ないので、夜桜でお茶を濁しつつ
散ってしまう前に晴れるかなぁ・・・
今週はどうもすっきりとは晴れない予報が続いています。
おそらくは日立の桜は今週いっぱいがピークだとは思います。
前回は水戸の桜をご紹介しましたが、今回は日立市の桜です
こちら日立の桜は日本の桜百選にも選ばれる桜です。
本当は、この平和通りの桜トンネルではなくこの近所の神峰公園の桜がメイン会場になります。
そんなこんなで天気が良くないので、天気の関係ない夜桜の模様です
明治末期日立市は日立鉱山で発展した街として有名です。
主に採掘されていたのは、銅と硫化鉄鋼。
これらの埋蔵量は、日本の鉱山としても名高い足尾銅山、別子銅山、小坂鉱山などにも匹敵するほどでした。
鉱山は足尾鉱毒などでも有名なように人体にとって有毒な物質を含む精錬作業などがあり、日立の住民ももちろんそれらに悩まされることになります。
しかしそんな煙害に対抗するため、日立鉱山はその当時世界一高い煙突である大煙突を建造します。
その大煙突の効果は覿面で、煙害の被害は激減。
煙害によって枯れてしまった木々の変わりとして、煙害に強いオオシマザクラを植林しはじめます。
その後の植林事業で、ソメイヨシノなどの桜の木も植えられました。
この結果日立は、桜の木が大変多くそこかしこで見事な桜を見ることが出来ます。
ここはいわば日立鉱山から駅に続くメインストリート。
その当時は日立鉱山の影響でとても栄えていたこの街もずいぶん寂しくなってしまったのではないでしょうか。
現在では日立鉱山は閉山され、日立製作所を中心とした工業の街として有名です。
植林された桜はまだそれほどの歴史を重ねてはおりませんが、大きく広がった枝はまさに桜のトンネルです
この上の一枚が一番好きなショットです。
歩行者信号が 青の時に急いで撮影しました。
基本的に夜桜も三脚を立てないで撮影するのが僕のスタイルではあります。
おかげで歩行者信号が青の時のみという無茶なフレーミングと撮影は何とかやりきれます
でもやっぱり手ぶれでの失敗は多くあります
しかし300mmの望遠の手持ち撮影はコレが限界でした
桜の散る前に天気良い日があれば、昼間の写真も撮ってきまーす
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