中華バギー(ATV)の標準フロントナックルで使用可能なベアリング、オイルシール
中華バギー(ATV)の標準のナックルで使用可能なハブベアリングおよび、オイルシールです。
ベアリングも基本的に消耗品ですので転がりが悪くなった時点で交換されることをオススメします。
また、ベアリングが破損すると取り出すのがかなり大変な作業になりますので、気になったら即交換!が安全性を高めると思います。
フロントナックルハブベアリング
外側(アウター) サイズ 6203
内側(インナー) サイズ 6203
NTN(エヌティーエヌ)製品 | NSK(日本精工)製品 |
ベアリングには特性の異なったいろいろな種類があります。
こちらは、摩擦より防塵性、防水性に優れたベアリングを紹介させていただきました。
最初に中国で組み込まれた同一の種類のベアリングだと思います。
機能\型番 | シールド型 NTN:ZZ / NSK:ZZ |
非接触ゴムシール型 NTN:LLB / NSK:VV |
接触ゴムシール型 |
---|---|---|---|
摩擦トルク | ○ 小 | ○ 小 | × 大 |
高速性 | ○ 良好 | ○ 良好 | △ 限界あり |
グリース気密性 | △ 良好 | ○ シールド型より良い | ◎ 非接触ゴムシールより良い |
防塵性 | △ 良好 | ○ シールド型より良い | ◎ 非接触ゴムシールより良い |
防水性 | × 不適 | × 不適 | ○ 良好 |
性能的にはLLU、DDUは劣っているように感じますが防水性を考えると他のベアリングはチョイスが難しいのがわかります。
特にフロントのハブベアリングあたりは水が入るのは当たり前と考えるべきだと思います。
そのためLLUおよびDDUをチョイスしました。
ベアリングダストシール(オイルシール)
■外側(アウター) 25-40-7
NOK製 TC 25-40-7 | NOK製 TC 25-40-10 |
標準品は、25-40-7ですが、少し薄い気がします。
25-40-10でも、代用可能かと思います。
むしろダスト進入を考えると25-40-10の方が良いのかも。
■内側(インナー) 20-40-7
NOK製 TC 20-40-7 | NOK製 TC 20-40-10 |
標準品は、20-40-7ですが、こちらも少し薄い気がします。
20-40-10でも、代用可能かと思います。
むしろダスト進入を考えると20-40-10の方が良いのかも。
ベアリングプーラー
ベアリングの取り外しには、ベアリングプーラーがあるととても便利です。
ベアリングを破壊せずに外すことも出来ます。
取り外し方は「中華バギー(ATV) フロントベアリングの交換 取り外し編」をご参照ください。
ベアリングプーラー内側に引っかけるタイプのものと、外側に引っかけるタイプのものがありますが、フロントナックルで使用するベアリングプーラーは内側に引っかけるタイプを使用します。
このベアリングプーラーがあれば、今回のフロントナックルベアリングはもちろん多様なベアリングの取り外しにも対応出来ると思います。
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