中華バギー(ATV) フライホイールの外し方2 工具選びは適切に
前回なんとかフライホイールのセンターナットをハズしました
あとは、フライホイールを外すだけ・・・
なんだけどねぇ。
このシャフトはテーパーが切られています。
そこにあの締め付けトルクで締められていたフライホイールはもう外せる気がしません
というわけで、このフライホイールを取り外すための専用工具フライホイールプーラーを購入しました

ストレート製 フライホイールプーラー
フライホイールにM28 P1.0のネジが切られていますので、これをフライホイールにセットしてボルトを締め付けていけばフライホイールが外れるという仕組みです

ストレート製 フライホイールプーラー
専用工具買えばこんなもん誰でも外せるでしょ??
ってだいたい思っていますよね・・・
実はここで一騒動
フライホイールプーラーをセットして、センターボルトを締め込んでいくでしょ。
ボロっ
おしっ!外れた。さすが専用工具
案外チョロいじゃん
って・・・あれ!?
フライホイールプーラーだけが外れてる
マジかよ・・・
そんなにきつい組み付けなのか??
センターボルト回したときそれほど重くは回していないぐらいだったのに・・・どうして??
観察すると、フライホイールプーラーのM28のネジが若干削れてる・・・
んん??
もしかして間違って買っちゃった???
と思ってフライホイール側のネジ径を計ると間違えなく28mm。
対してフライホイールプーラーのネジ系は28.2mm
一度外れてねじ山の先端が少し削れてしまっているけど・・・
こんなに大きいハズ無いよね??
ていうか、中華のフライホイールのネジはびくともしていないのに、フライホイールプーラーのネジだけ削れているってどんなだよ。
マジでつかえねぇ。
仮にも専用工具でしょ??
役目を果たさないだけならまだしも、強度的にも問題って。。。
一瞬中華製品の組み付け精度が悪いのかと思って、マグナのフライホイールにセットしても結果は一緒。
ある程度のテンションがかかるとすぐに外れる。
どう考えても工具の精度と強度が弱い。
だって、センターボルトまだちゃんときつく締める前に外れてきたし
安物買いのなんとやら・・・
ホント前回から工具はツイてない。
まぁ、そうそう使うもんじゃ無いからと油断していると足下救われる訳ですなぁ
速攻で症状をストレート社に問い合わせてみたら一度もそんなトラブルは報告が無いというご回答。
マニュアルどうりですな。
まぁ前例があろうが無かろうがもうどうだっていいや。
こんな事で言い争いをしてもお互いが気持ち良くないので、ともかく状況を説明したら返品OKとのこと。
交換でもOKとのことだったけど、「製造はどうせラインなんでしょ??」と質問したら、「そうですね」との回答。
意味ないよねぇ・・・時間の無駄
返金で、即決です。
もうストレート製品は買わないっていう教訓はしっかりと胸にしまっておこう。
だって気持ち悪いぐらいに安いもんなぁ
工具には金の出し惜しみはしちゃいけない。
これでフライホイール自体にダメージが行っていたらホントに洒落にならないし、工具がいきなり壊れて怪我なんかしたら余計にたまらん。
スナップオンまでとは言わないまでも、ある程度信頼のおけるブランドであるっていうのは大切だよね。
というわけで、話が決まったらそっこーでアマゾンをあさります。
で、購入したのがキタコ製。

キタコ製 フライホイールプーラー
とりあえず、メーカーもそれなりに信頼できるし何より倍ぐらい高い。
といっても、数百円だけどね。
まぁ、この数百円の中身が重要なわけで。
で、キタコ製を早速使用してみたところフライホイールプーラーのアウターのネジを入れた瞬間から全く違う
ストレート製はほんの少しガタがあったけど、これは一切無い。
この精度だよねぇ、重要なポイントは。
とは言ってもセンターボルトを締め込んでいきますが。。。
やはり、予想どうりかなりきつい
アウターごと外れるストレート製のあの恐怖感と戦いながら、少しずつセンターボルトを締めていくと。
バコッ
ヒヤ・・・・

フライホイール
フライホイール取ったどー
いやぁ・・・これ外すまでに結局4日もかかったよ
しかしやっぱりキタコ製。
高いだけのことはあるわ。
あんなにきつくても、どこにもダメージを残すこと無く一発で外せたモンなぁ
これが普通なんだけど。
ついでにフライホイールや、クラッチなどの外すときに役立つであろうユニバーサルプーリーホルダーも一緒に購入。
今後エンジンいじり始めたらきっと役立つのでこれもキタコ製にしておきました
ちなみにエンジン側はこんな感じ。

フライホイールを外したエンジン側
よしよし、これでエンジンいじりの第一歩です。
次回は国産パーツと戯れてみます。
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