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中華バギー(ATV) フライホイールのバランス取り 後編

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先日少し書いていた、ノッキングについて書いていたところ読んで下さったよみさんからアドバイスを頂きました。

横型のノッキングの症状は、「チリチリ」という表現がどちらかというと近いそうです。
もちろんエンジンによって違いはあるでしょうが、まったく未知の僕にとってはとても有力な情報です。
とりあえずハイオクを入れて僕が感じたノッキングっぽい症状がどう変化するのかを楽しみにしたいと思います。

よみさん、いつもありがとうございます

 

さて、前回に続きましてフライホイール。
こいつのバランス取りを早速やってみたいとおもいます。
といっても、少し準備が必要です。

機材は前回紹介したものたちを使いますが・・・どうもボルトが太くてフライホイールが貫通しません

バランス確認用機材

バランス確認用機材

ボルトはM16のボルトを準備しました。
ただフライホイールの穴が15.5mmだったのでボルトの部分を少し表面を削って貫通できる太さに加工します

加工したM16のボルト

加工したM16のボルト

さすがにM15は規格外なのでM16で調整を行います。

 

あとは、ニードルベアリングを通したボルトにフライホイールを通します。

串刺しフライホイール

串刺しフライホイール

フライホイールの軸穴はテーパーになっていますので、今回のロングボルトでは途中でネジがなくなっています。
その位置でちょうど止まるので、この部分を利用することでフライホイールをきっちり垂直に固定できます

でたらめにやったアイデアですが、意外と上手くいきました

 

最後にその辺に転がっていた木材を拾ってきて、Uボルトを固定できるように穴を開けてこのように固定しました。

フライホイール試験台

フライホイール試験台

ティッシュは、ニードベアリングが少しガタつくのでそれの間を受けるような形で突っ込んであります。

フライホイール試験台

フライホイール試験台

あとはこの状態でバランス試験台を構築します

で、早速試してみると流石日本が誇る精密ベアリング。
なめらかな動きで軸受けとしてしっかり機能しています。

で、早速試したらこの位置。

最初と全く同じ位置

最初と全く同じ位置

何回回してもやっぱりこの位置なので、やっぱりバランスが狂っているようですね
もしかしたらピックアップコイル用のマグネットの位置が底面に来てしまうかも・・・とは思っていたのですが、それ以上に狂っているようですね。

バランス調整用に粘土を重い部分の対角線上に付けていくとこのぐらいの料を付けることでやっと均一化できたようです。

フライホイールのバランス崩れ

フライホイールのバランス崩れ

さすが中華。
期待を裏切らない安定の狂いっぷりです

ちなみに、マグナのフライホイールはこの検査方法では狂いは確認出来ませんでした。
何度回しても違う位置で停止します。
さすがに国産ですね。

フライホイールのバランス調整

フライホイールのバランス調整

あらかた、バランスが取れると今度は同じ位置では止まらなくなります。
が・・・期待を裏切らない中華さんは、他にももう一カ所狂いがありました

ちなみに、重い方のウエイトは

フライホイールのウエイト

フライホイールのウエイト

約11gほど狂っていました
軽い方は、3gほどでした。

でも、思ったより酷くなかったかなぁ。
もっと狂っているかと思ったんだけど・・・
ホイールの時は、250gぐらい狂っていたし、1Kg買ったウエイト足りるか心配になったぐらいだったし

僕のエンジンは国産ほどでは無いけど、中華の割には振動は少ない方かも
一応ロンシンブランドなので、悪くない物なのかも知れませんね。
まぁ、でも11gは国産じゃ考えられないと思いますけどね。
中華の方では、マシのレベルというだけでやはり中華ですな

タイヤの時には、ウエイトを対角線上の位置に貼り付けましたがフライホイールにはそんなもん貼り付けたらいつ剥がれるかわかったもんじゃ有りません。
というわけで、重い部分を軽くする作戦です。

ドリルでバランス調整したフライホイール

ドリルでバランス調整したフライホイール

ドリルを使って、バランスの調整を行ってきました

2カ所狂っていたので一番重い部分と、もう一カ所軽くバランス調整してあります。
もちろんこのフライホイールを使って再度バランスチェックを行ってみましたが上手い具合に固定された位置では停止しません。
あとはこの調整台の精度ですが、だいたい2g程のウエイトを取り付けるとその位置が底面に行きます。

したがって、精度としては2g程の精度でバランスは取れているようです

11gのバランス崩れはどの程度のものなのかはよくわかりませんが、それが改善できたので取り付けるのが楽しみです。

関連のありそうなエントリ

  1. フライホイールバランス     B太郎 さん   ホームページ
    2013年8月4日   AM 8:04 この記事に返信

    私の場合 アストロの安価なバランサーで失敗したので羨ましいです、
    早く組立てたかったので今回はかんべんしてやった」のですが 今となってはやっぱ何とかしておくべきだった、と(笑
    ノッキングは3速のまま登坂など高負荷時によみさんのおっしゃるとおり「チリチリ・カリカリ」などで確認出来るかと思います、

    • つばさ さん   ホームページ
      2013年8月5日   PM 8:34

      振動は中華のトラブルの原因のひとつなんじゃないかとずっと思っていたので、少しはまともなフライホイールに調整出来てやっとすっきりましたw
      結果は今日のブログ記事にでも書こうと思っていますが、アイドリングはさほど変化はありませんが高回転時の制震は抜群の効果があります^^
      回転も素直に回るので、もしかしたらトルクにも良い方向に影響が出ているかも知れません。

      ノッキングの件、ありがとうございます。
      レギュラーでもノッキングらしい現象はやはり起こっていないのかも・・・

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