中華バギー(ATV) 中華エンジンに国産フライホイールの組み付け
前回は中華フライホイールのバランスを取ってみました。
今回は、国産のフライホイール ホンダ マグナ50のフライホイールを組み付けてみたいと思います![]()
フライホイールの互換性は、中華セル付きエンジンと、マグナのエンジンのフライホイールは互換性は問題ありません![]()
![]() マグナのフライホイールと中華のフライホイール |
![]() マグナのフライホイールと中華のフライホイール |
フライホイールの高さに違いがありますが、ジェネレーターカバーごと交換してしまうのでこの点も問題無いでしょう。
まぁ、一番の気がかりとしては・・・

ジェネレーターカバーの形状の違い
このジェネレーターカバーの形状の違いだと思います![]()
左が国産マグナのジェネレーターカバー、そして右がロンシン製ジェネレーターカバーです。
ロンシン製はジェネレーターカバーとスプロケカバーが別になっているのに対して、マグナのはそれを一緒にしたような形状。
互換性があるのかなぁ・・・これ。
手始めに電装系はマグナは半波ジェネレーターなので、ちょちょっと半田付けをして全波に改造をしておきます。

マグナジェネレーターの全波発電に変更
アースに落ちている端子を繋ぎ直すだけです![]()
マグナは、マグネトーを使っての交流点火です。
ジェネレーターに、マグネトーがありますが・・・実用するときになったらまた考えよう。
直流点火なっている相棒にはこのマグネトーからのラインは使用しません。
マグナのフライホイールをエンジンに取り付けます。

マグナフライホイールの取り付け
後はジェネレーターカバーを閉めるだけ・・・
さすがコピー品だけあって、マグナのエンジンとの形状はほぼ一緒。
はじめはそのままポン付けできるか・・・と思ったのですがいくつか干渉するところがありました![]()
まずはスプロケカバーの先端部分がバギーのフレームに干渉します![]()
しゃーないので切断します。
中華のエンジンカバーと違って、国産のこのカバーはかなり粘りがあります。
素材からして違うんだなぁ・・・
グラインダーで切断を試みましたが、エライ時間がかかりそうなので鋸盤を使って切断。
さすがにあっという間でした。

鋸盤 (のこぎりばん)
で、干渉部分をカットしてきました。

スプロケカバーの先端部分の切断
あとはグラインダーで軽くなでてやればバリは落ちますね。
続いての干渉箇所
シフトシャフトが当たってしまいます![]()
マグナは違う場所にシフトシャフトがついているのかな・・・
というわけで、こちらも研削。

マグナジェネレーターカバーの研削加工
これで干渉箇所も無くなったぽいので・・・
取り付けです。

マグナジェネレーターカバーの取り付け
やばい![]()
なんかとても信頼性が上がった気がします![]()
見た目だけなんだけどね![]()
HONDAのエンブレムは伊達じゃ無かった。
大先輩方もおっしゃっていた「エンブレムを付けただけでスペックがあがった気がする」という気持ちがよくわかりました。
ちなみに干渉箇所を削ったら、きっちりとはまりました。
さすがコピー大国製品。
コピー技術は、見事すぎて色々と助かります![]()
走行レビュー
走行ですが・・・
その前にひとつ問題点発覚。
発電が弱すぎます![]()
現在半月ジェネレーターで、全波デュアルチャージコイル化しているので発電は強化されているので仕方が無いといえばそうなのですが・・・
マグナのジェネレーターでは、足下にも及びません。
アイドリング時にそもそも13Vしか発電されていない![]()
エンジンを軽くあおると、14VになりますがHIDの電源を入れただけで12.0V

HID点灯時の電圧計
もう発電されているパワーは食いつぶしてバッテリーからの供給になっているようです![]()
ちなみに、HID点火状態でエンジンをあおっても13V行かないぐらいなので走行時でもHIDを点火させて走ることは無謀でしょう![]()
スター型ジェネレーターは弱いっていうのは聞くけど、ここまでとはなぁ・・・
まぁあのマグネトーも邪魔していると思うのですが、さすがにこれをこのまま実用するのは厳しいなぁ。
とりあえず、このジェネレーターでHID点火しながら走行すればあっという間にバッテリーが上がるね。
HIDを点けない分には発電が弱いだけで問題は無い様子。
次のポイントは振動です。
アイドリング時はやはり、中華フライホイール加工後と同じように音、振動ともに変化は感じられません。
早速トップスピードテスト。
おお?
何だろう、バランス取ったフライホイールより素直なフィール。
振動自体は、バランスを取ったフライホイールとさほど変わるところはありませんが、バランス取った中華フライホイールよりピークパワーバンド付近での加速感に違いがあるように感じます。
表現すると難しいですが、エンジンが軽い感じ。
軽量フライホイールを付けると一気にエンジンがブン回りますが、これはトルクがかかる前は特に変化を感じませんがトルクがかかってくると素直になるような。
ここから先は全くの憶測ですが、これってジェネレーター形状の違いじゃね?
以前もジェネレーターをデュアルチャージコイル化を行ったときに、なんとなく振動が減ったような気がするなぁと思っていました。
片側がマグネトーだったものを同サイズのチャージコイルに変えることで、磁力の影響が均一化され回転が少しだけなめらかになった??
と勝手に思っていましたが・・・
マグナのジェネレーター6個でしょ?
これってひとつのマグネットの力は弱いし、バランスも均一に取れているから回転トルクは軽くなるよね??
もしかしてこれの違いとかあったりしない?
国産のエンジンに発電量が小さいのにどうしてこのスター型ジェネレーターを利用するのかは疑問に思っていました。
実はこれのメリットを受けるため??
そもそも相棒の様にHIDだ、CCFLだとごちゃごちゃ電装品を付けてるから発電量は重要だけど、ノーマルのマグナだったらそんなにバッテリーを必要としないよね。
だとするならば、走りを重要視するのは当たり前。
結果この形状で落ち着いたってことは考えられないかなぁ。
今回のプラシーボ的な発想もスペックを正しく計ることは出来ないため全て憶測の域を出ないことは確かです。
まぁ変わっていたとしても僕バギーにとっては誤差の範囲だと思いますけどね。
車重が重いから多少のことでは誤差になっちゃう![]()
そんな小さなチューンだったとしてもそこをちゃんと加工したっていうのが、なかなかに清々しい。
ただ、国産フライホイールやっぱり良いわ。
発電さえ伴えばこのままマグナのフライホイール使いたい。
ジェネレーターカバーの見た目もイイ感じだし。
スプロケカバーも一体の方がメンテ性もいいしね![]()
使うにしても問題は発電だよなぁ・・・![]()
致命的過ぎて実用は出来ないわ![]()
さすがにバッテリーが上がるので、中華フライホイールに戻しますがせっかくバランス取って問題無いレベルに達せたのに国産使うと後ろ髪引かれまくりです。
総評
総評として、中華のフライホイールのバランス取りはエンジンの品質としての個体差はあるでしょうが効果は確実にあります。
僕のエンジンは一応ブランドロゴの入ったロンシンエンジンですから、多少の品質精度も追求しているかとは思います。
それですら11gの狂いがあったということはノンブランドの中華製だった場合は、そのバランスの崩れ方たるや僕の比じゃ無い可能性もあります![]()
試験設備にお金もかからないので、確実にやる価値はありです。
小刻みの周波数振動が減れば、マシンに与える予想外なダメージも軽減出来ると思います。
そういった意味でも目に見えない恩恵は色々ありそうです![]()
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