中華バギー(ATV) ミニカーについての法令規則、税金、保険、維持費など
ATV とは All Terrain Vehicle の略称で、全地形型車両と称される車両です。
エンジンがあって自走できる車両となりますので、公道を走る場合は道路交通法に従う必要があります。
購入前に必要になりそうなものをまとめてみました。
車両の区分
僕の買ったATVは、48ccのバギーです。
二輪ならばいわゆる原付きと言われるジャンルですね。
バギーは4輪の車両となりますので原付きバイクとは別の「ミニカー」という区分になります。
ミニカーの定義は下記の内容です。
- 三輪以上の原動機付き車両で、全長2.5m以下、全幅1.3m以下、全高2.0m以下であること。
- 総排気量は20cc以上50cc以下、または定格出力が0.25kW以上、0.6kw以下の原動機をもつこと。
- 車両の形状
1.左右の車輪の距離が500mmを超える3厘以上の自動車
2.左右の車輪の距離が500mm以下で車室を有する4輪以上の自動車
3.左右の車輪の距離が500mm以下で車室を有する3輪の自動車
車両の形状は上記の1~3の条件のいずれかが合致すること
このようなことからトライク(バイクを三輪にしたような乗り物)もこのミニカーに区分されます。
ミニカーはバイクではなく、自動車と見なされます。
そのため基本的にバイク はミニカーより交通弱者となります。
法令規則
ミニカーにおける道路交通法です。
- 法定速度は時速60km。 (ただし道路標識に準ずる)
- 一般道は走行可能となるが、高速道路および自動車専用道路は走行することが出来ない。
- 原動機付き自転車ではないため、2段階右折の義務はない。
- バイクとは異なり、自動車のためヘルメットの着用義務はない。
- 普通自動車とは異なり、車検を受ける必要はなく、またシートベルトの着用の必要もない。
- 運転免許は、普通自動車免許(AT限定でも可)が必要となる。
- 車庫証明は不要。
50cc以下ではあるが、自動車のため原動機付き自転車免許、および2輪免許では運転できないので注意が必要です。
ナンバーの発行は役所で発行することになります。
これは原動機付き自転車と同様です。
税金・維持費
税金
必要となる税金は下記です。
- 自動車税が年額約2500円程度必要になります。(地域、税率により値段は変動します)
基本的に必要となる税金は上記のみとなります。
重量税などは車検が無いためかかりませんし、車庫証明も必要ありません。
保険
自賠責保険は必ず加入する必要があります。
自賠責のだいたいの保険料ですが、1年8000円程度、2年10000円程度、5年18000円程度となっております。
これは、毎年の事故の数などによって保険料が変わってくるそうです。
また任意保険も加入することをオススメします。
これはすでに自動車をお持ちの人なら自動車保険に付随する特約ファミリーバイク保険などで加入をすることが出来ます。
だいたい年額8000円程度が多いようです。
その他維持費
燃料費が主にかかる維持費となります。
燃費はだいたいリッター20kmぐらいだと聞いています。
後でその辺のデータもまとめようと思います。
その他消耗品(オイル、タイヤ)などもかかりますが、これらは一般的な 車両と同様かとおもいます。
費用まとめ、および自動車との比較
ミニカー(ATV) | 軽自動車 | 普通自動車(2000cc) | |
---|---|---|---|
自動車税(年間) | 約2500円 | 7200円 | 39500円 |
自賠責保険 | 1年 約8,000円 2年 約10,000円 5年 約18,000円 |
1年 約15,000円 2年 約25,000円 |
1年 約18,000円 2年 約30,000円 |
重量税 (購入時と車検時) |
不要 | 2年 約9,000円 | 2年 1t~1.5t 約38,000円 |
自動車収得税 (購入時のみ) |
不要 | 購入価格の3% | 購入価格の5% |
車検 | 不要 | 必要 | 必要 |
任意保険 | 任意加入
既に普通自動車があれば 加入なしであれば原付き保険 |
任意加入 | 任意加入 |
車庫証明 | 不要 | 地域によっては必要 | 必要 |
一般的な自動車に比べると飛躍的に安いですね。
基本的に税金関係は原付きとおおむね一緒の内容が適応されます。
もし、自動車保険などに加入していないようでしたら下記でお見積もりを取ってみてください。
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