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中華バギー(ATV) フロントベアリングの交換 ベアリング組み入れ編

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古いベアリングが無事取り外せたら、新しいベアリングの組み入れです。

ベアリング NGY 6203 NSK 6203

左がはじめから付いていた、NGY ベアリング 6203です。
右がNSK ベアリング 6203 です。

見た感じ、中華?のNGY製のベアリングもそれほど粗悪な感じは受けません。
ベアリングのトルクも日本製も、NGY製もほとんど違いは無い感じ。
結構滑らかです
NGY製の解析はまた後日にさせていただいて。

 

さて、ベアリングをナックルに組み入れる作業ですがこちらもゆっくり慎重にやれば失敗はほとんどありません。
但し圧入するにあたり、ポイントがあります。
それはベアリングをたたく位置。
今回はの組み入れは、ナックルの内部にベアリングの外側を圧入します。
つまり、ベアリング外輪が圧入されるわけです。

ベアリング たたける位置

その為、上記の写真のように赤いエリアをたたくと一発で変形もしくは破損がおきてベアリングが使い物にならなくなります
つまりたたけるのは緑色の外輪の金属部分のみです。
このときやはりたたくものは、先が細くなっていない金属棒などで軽くたたくいてください
取り出しと同じようにあまり先の細かいものだと、外輪もダメージを受けます。
また、ナックルにも傷を付けないように気をつけてください。
オイルシールほどのシビアさは無いですが、慎重に作業されると失敗も少なくなります

圧入は一気に入れようとせず、ゆっくり慎重に少しずつ圧入します。
その際、たたく位置を少しずつずらしながら入れて行くと入れやすいです。

ベアリング圧入

ゆっくり入れて行くことで、無事圧入が出来ました。
きっちり最後まで圧入されているかをよく確認することが大切です。

また、ベアリングとベアリングの間のベアリングスペーサーを入れ忘れないように注意してください
順番は  [アウターベアリング] - [ベアリングスペーサー] - [インナーベアリング] です。

無事組み上がったらあとはオイルシールを両サイドから圧入してオイルシールの中心に中空スペーサーを組み入れればナックル完成です。

フロントナックル

あとは車両に取り付ければベアリングの交換は完了です

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